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2014-06-12

「後の白波」の意味

後の白波(あとのしらなみ)

舟の航跡として残る白波のことで、はかない情趣、また、はかないもののたとえ。

「万葉集 - 三・三五一」の沙弥満誓(しゃみまんせい)の歌の異伝である、「拾遺和歌集 - 哀傷・一三二七」の「世の中を 何にたとへむ 朝ぼらけ 漕ぎゆく舟の あとのしら浪」による表現。

(美しい日本語の辞典)



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しら-なみ【白波・白浪】

(1)白く泡立つなみ。

(2)(「白波(はくは)の賊」の「白波」を訓読したもの)盗賊の異称。


しらなみ-の【白波の】

〘枕〙「よる」「かへる」などにかかる。


しらなみ-もの【白浪物】

盗賊を主人公とする歌舞伎狂言などの総称。講談の松林(しょうりん)伯円、歌舞伎の河竹黙阿弥が得意とした。「白浪五人男」「白浪五人女」「三人吉三」「鼠小僧」の類。

(広辞苑)



しら-なみ【白波(白浪)】

〘名〙

(1)泡だって白く見える波。また、白くくだけた波。

(2)盗賊。どろぼう。

白浪五人男」

▼ 『後漢書』にある「白波賊(はくはぞく)」にちなむ語。

(明鏡国語辞典)



しらなみ【白波・白浪】

white [whitecapped] waves

〘米〙whitecaps
〘英〙white horses

・海は白波が立っている
There are whitecaps on the sea.

・舟が白波をけたてて走っている
A ship is sailing over the white waves.

(プログレッシブ和英中辞典)

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