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2014-06-22

「油がみへ火の付いたよう」の意味

油(あぶら)がみへ火(ひ)の付いたよう

ものをよくしゃべるさま。油に火の付いたよう。

ちなみに、「あぶらがみに水(みず)を注(そそ)ぐよう」といえば、油紙に水をかけても吸い込まないではじいてしまうことから、他人の言うことを全然聞き入れず、取り合わないことのたとえ。両方兼ね備えると始末に悪い。

(美しい日本語の辞典)



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[慣]あぶらがみへ火(ひ)の付(つ)いたよう

油紙に火がつくと、ぺらぺら燃えるところから、ものをよくしゃべるさまのたとえ。油に火の付いたよう。

*歌舞伎・梅雨小袖昔八丈(髪結新三)(1873)序幕
「柄(え)のねえ所へ柄をすげて油(アブラ)っ紙(カミ)へ火(ヒ)がつくやうにべらべら御託をぬかしゃアがりゃア」

(精選版 日本国語大辞典)



あぶら-がみ【油紙】

(ユシとも)

桐油(とうゆ)または荏油(えのあぶら)をひいたコウゾ製の和紙。防水を目的をする荷造り用または医療用。桐油紙。

べらべらしゃべるさまを「油紙に火の付いたよう」という。

(広辞苑)



あぶらがみ【油紙】

oilpaper

・彼女は油紙に火がついたようにしゃべりまくった。
She prattled on endlessly [like a house afire].
She was talking a mile a minute.

(プログレッシブ和英中辞典)

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