油(あぶら)がみへ火(ひ)の付いたよう
ものをよくしゃべるさま。油に火の付いたよう。
ちなみに、「あぶらがみに水(みず)を注(そそ)ぐよう」といえば、油紙に水をかけても吸い込まないではじいてしまうことから、他人の言うことを全然聞き入れず、取り合わないことのたとえ。両方兼ね備えると始末に悪い。
(美しい日本語の辞典)
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[慣]あぶらがみへ火(ひ)の付(つ)いたよう
油紙に火がつくと、ぺらぺら燃えるところから、ものをよくしゃべるさまのたとえ。油に火の付いたよう。
*歌舞伎・梅雨小袖昔八丈(髪結新三)(1873)序幕
「柄(え)のねえ所へ柄をすげて油(アブラ)っ紙(カミ)へ火(ヒ)がつくやうにべらべら御託をぬかしゃアがりゃア」
(精選版 日本国語大辞典)
あぶら-がみ【油紙】
(ユシとも)
桐油(とうゆ)または荏油(えのあぶら)をひいたコウゾ製の和紙。防水を目的をする荷造り用または医療用。桐油紙。
べらべらしゃべるさまを「油紙に火の付いたよう」という。
(広辞苑)
あぶらがみ【油紙】
oilpaper
・彼女は油紙に火がついたようにしゃべりまくった。
She prattled on endlessly [like a house afire].
She was talking a mile a minute.
(プログレッシブ和英中辞典)
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