あに図(はか)らんや
思いがけないことには、の意。
「あに・・・や」は「どうして・・・しようか、いや、・・・しない」という反語の意を表す。
次に来る文で表現される事態が予想外の時に使う。
落語・お節徳三郎 恋の仮名文〔1889〕〈禽語楼小さん〉
「今まで好(い)いお天気と思ひきや豈図(あにはか)らんやズイと曇って来やした」
(美しい日本語の辞典)
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[慣]豈図らんや
[解]どうしてそんなことを予測しようか。意外にも。思いがけず。
(広辞苑)
◆ 豈図(はか)らんや
意外にも。
「豈図らんや彼が犯人であったとは」
▼ どうしてそんなことが思いつこうかの意から。
(明鏡国語辞典)
あにはからんや【豈図らんや】
一体、だれがそうなることを予期しただろうか、意外にも。
(新明解国語辞典)
あにはからんや【豈図らんや】
・ためしにその大学を受けてみたら、あにはからんや、合格してしまった。
I just took the entrance exam for that university with no expectation of passing, but 「contrary to my expectations [to my great surprise], I passed.
(ジーニアス和英辞典)
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