ページ

2021-05-30

「いたく」の意味

いたく

程度のはなはだしいさま。ひどく。はなはだしく。ずいぶん。形容詞「いたい」の連用形から。

*竹取物語〔9C末〜10C初〕
「八月十五日ばかりの月に出で居て、かぐや姫いといたく泣き給ふ」

(美しい日本語の辞典)



竹取物語





いたく【甚く】

〘副〙

(「いたし」の連用形から)はなはだしく。ひどく。

いたく感銘した」

いたく疲れた」

(広辞苑)



いたく【甚く】

〘副〙

物事の程度がはなはだしいさま。大いに。非常に。ひどく。

いたく悲しむ」

いたく感激する」

▶ 文語形容詞「いたし」の連用形から。

[表記]
「痛く」とも書くが、一般にかな書きが多い。

(明鏡国語辞典)



いたく【甚く】

・いたく気に入る
be extremely pleased with sth

・その豪華な貢ぎ物を見て、王はいたくご満悦のご様子であった。
When he saw the magnificent tribute, the king showed extreme delight.

(新和英大辞典)

人気の投稿(全期間)