子どもなどの幼くてかわいらしいさま。また、弱々しくいじらしいさま。
「痛い気」の変化で、胸が痛むほどかわいいの意。
「いとけない」と混同して「いたいけない」ともいう。
*鳥影〔1908〕〈石川啄木〉五・三
「水近い礫(こいし)の間には可憐(いたいけ)な撫子(なでしこ)が処々に咲いた」
・礫:
れき、つぶて、こいし
・可憐:
かれん
・処々:
しょしょ、ところどころ
(美しい日本語の辞典)
▷ ビートたけし - いたいけな夏
いたい-け【幼気】
① 小さくて愛すべきさま。美しく可愛らしいさま。
「七つになる子がいたいけな事言うた」(狂言歌謡)
② 子供などのいじらしくいたいたしいさま。あわれむべきさな。
「いたいけな遺児」
(広辞苑)
いたいけ
〜な
〔幼くてかわいらしい〕
adorable; sweet; young and helpless
〔幼くていじらしい〕
pitiful; touching
・いたいけな少女
an adorable girl of tender age
・震災遺児のいたいけな姿
the 「pitiful [touching] figure of an earthquake orphan
(新和英大辞典)
いたいけ(な)
・無心に遊ぶいたいけな子供たち
little children playing innocently
(ジーニアス和英辞典)