神、霊魂、鳥などが大空を飛びかける。
「細雪」の褒貶〔1950〕〈山本健吉〉
「氏にあっては、芸術上の理想とは、実生活上の理想を離れて天翔(あまが)けるものではない」
(美しい日本語の辞典)
▷ 石原裕次郎シアター DVDコレクション 58号 『天と地を駈ける男』
あま-がけ・る【天翔る】
〘自四〙
(アマカケルとも)鳥または神、人の霊魂などが大空を飛び走る。
万葉集(5)
「天(あま)のみ空ゆ天翔り」
日葡辞書「アマカケル」
(広辞苑)
あま-がけ・る【天翔る】
〘自五〙
神霊・霊魂・霊鳥などが大空を飛び走る。また、すぐれた心の働きが奔放に現れる。
「天翔る精霊」
「天翔る詩魂」
▼ 「翔る」は「駆ける」と同語源。
(明鏡国語辞典)
あまがける【天翔る】
soar
・天翔る鷲(わし)
a soaring eagle
(プログレッシブ和英中辞典)
あまがける【天翔ける】
《文》 ride the skies
《文》 range the empyrean
(新和英大辞典)