雨風(あめかぜ)
風が加わって雨の降ること。雨まじりの風。吹き降り。
和泉式部日記〔11C前〕
「雨かぜなどいたうふり吹く日しもおとづれ給はねば」
(美しい日本語の辞典)
▷ 気候文明史 世界を変えた8万年の攻防
あめ-かぜ【雨風】
(1)雨と風。また、雨を伴う風。
(2)酒好きでありながら、菓子などを好むこと。
雨風食堂 / 雨風胴乱 / 雨風祭
(広辞苑)
あめ-かぜ【雨風】
〘名〙
(1)雨と風。風雨(ふうう)。また、雨を伴った風。
(2)生活に支障をもたらす雨と風。また、辛い生活のたとえ。
「あばら屋だが雨風だけはしのげる」
「浮世の雨風に身をさらす」
(明鏡国語辞典)
あめかぜ【雨風】
〔雨と風〕
wind and rain
〔風を伴った雨〕
wind-driven [windswept] rain
・雨風をしのぐ
protect oneself from the weather
(プログレッシブ和英中辞典)
あめかぜ【雨風】
wind and rain 《◆語順に注意》
・雨風が激しくなってきた。
The wind and rain are getting harder.
・あばら屋だが雨風だけはしのげる。
This house may be shabby, but (at least) 「it can keep the rain out [we have a roof over our heads].
(ジーニアス和英辞典)
人気の投稿(全期間)
-
「なる」 の改まった言い方。 「あい」 は接頭語。 「いかが 相成り ましょうか」 「五万円に 相成り ます」 「いたくお世話に 相成り ました」 など、改まった場での物言いとなる。 (美しい日本語の辞典) ▷ 美しい日本語の辞典 「な...
-
あたりきしゃりきくるまひき 「あたりまえ(当前)」をしゃれていう。近世以後、職人などが用いるぞんざいな語。「しゃりき」は「車力」、すなわち荷車ひきの意か。「りき」の音を繰り返して語呂(ごろ)をよくするために添えた語。 「あたりき、しゃりき、けつの穴ばりき」とも、「けつの穴...
-
あしらう 「あしえらう」の変化した語。応対すること。 現在では、「冷たくあしらう」「鼻であしらう」などの言い方で、いいかげんに他を待遇するの意を表すことが多い。 また、景物、料理、装飾などで、物を取り合わせる、配合する意を表す。 多情多恨〔1896〕〈尾崎紅葉〉後...
-
あこがれる もとは「あくがる」で、本来いるべき場所を離れてさまようことをいった。 転じて、心が対象にひかれてさまよい出て行くような感じ、すなわち、何かに心がひかれて思いこがれることをいうようになった。 「 あこがれ の的」といえば、理想として思いを寄せる対象のこと。 ...
-
徒桜(あだざくら) はかなく散る桜。また、はかないもののたとえ。 親鸞聖人の歌とされる「あすありと 思ふ心の あだ桜(ざくら) 夜は嵐の 吹かぬものかは」が有名。 桜はあだな(かりそめではかない)もので今日咲いても明日はもう散っているかもしれない、という発想は古く、...