秋に降る雪。
おもに山地や北国で立冬以前に降る雪。
秋雪(しゅうせつ)。
平安時代では、多くは見立てとして用いられている。
[季・秋]
後撰和歌集〔951 ~ 953 頃〕秋中・三二八
「衣手は 寒くもあらねど 月影を たまらぬ秋の 雪とこそ見れ〈紀貫之〉」
(美しい日本語の辞典)
▷ まっぷる 山梨 富士五湖・勝沼・甲府・清里 '21
[慣]あきの雪(ゆき)
[1]
秋に降る雪。おもに山地や北国で立冬以前に降る雪。秋雪(しゅうせつ)。
平安時代では、多くは見立てとして用いられている。
《季・秋》
*後撰(951-953頃)秋中・三二八
「衣手は 寒くもあらねど 月影を たまらぬ秋の 雪とこそ見れ〈紀貫之〉」
*家郷の霧(1956)〈飯田蛇笏〉昭和二八年
「秋の雪 北嶽たかく なりにけり」
・家郷:
かきょう
・飯田 蛇笏:
いいだ だこつ
・北嶽:
きただけ
[2]
江戸時代、吉原の紋日(もんび)である八朔(はっさく)(=八月一日)に遊女がそろって着た白無垢(しろむく)の小袖(こそで)。八朔の雪。里の雪。
*雑俳・柳多留 - 二五(1794)
「丈(たけ)四尺くらいにつもる秋の雪」
・雑俳:
ざっぱい
・柳多留:
やなぎだる
(精選版 日本国語大辞典)
2012-04-19
「秋の空」の意味
秋の空(あきのそら)
秋、晴れわたって高く見える空。秋晴れの空。あきぞら。
《季・秋》
後撰和歌集〔951~953頃〕秋下・四二三〈右近〉
「おほかたの 秋のそらだに わびしきに 物思ひそふる 君にもある哉」
▷ 秋の気ままなひとり旅
秋空(あきぞら)
「秋の空」に同じ。
《季・秋》
俳諧・続猿蓑(ぞくさるみの)〔1698〕秋〈酒堂〉
「秋空や 日和くるはず 柿のいろ」
秋梅雨入・秋黴雨(あきついり)
(「ついり」は「つゆ入り」の変化した語)
秋の頃、梅雨のように、いつまでも雨が降り続くこと。また、その雨。
《季・秋》
俳諧・猿蓑〔1691〕三・秋〈史邦(ふみくに)〉
「はてもなく 瀬の鳴る音や 秋黴雨(あきついり)」
秋の雨
秋に降る雨。しみじみと身にしみるような冷たい雨とされる。あきさめ。
《季・秋》
万葉集〔8C後〕八・十五七三〈大伴利上〉
「秋之雨(あきのあめ)に 濡れつつをれば賤(いや)しけど 吾妹(わぎも)が屋戸(やど)し 思ほゆるかも」
秋の嵐
野分(のわき)より弱い程度の風をいう。
《季・秋》
秋の風
秋に吹くつめたい風。
《季・秋》
万葉集〔8C後〕四・四八八〈額田王(ぬかたのおおきみ)〉
「君待つと あが恋ひをれば わが屋戸の すだれ動かし 秋風(あきのかぜ)吹く」
(美しい日本語の辞典)
あき-の-そら【秋の空】
① 秋の晴れて高く見える空。秋天。〈季・秋〉
② (曇ったり晴れたり定めないことから)心の変わりやすいことのたとえ。
「男心と秋の空」
(広辞苑)
秋、晴れわたって高く見える空。秋晴れの空。あきぞら。
《季・秋》
後撰和歌集〔951~953頃〕秋下・四二三〈右近〉
「おほかたの 秋のそらだに わびしきに 物思ひそふる 君にもある哉」
▷ 秋の気ままなひとり旅
秋空(あきぞら)
「秋の空」に同じ。
《季・秋》
俳諧・続猿蓑(ぞくさるみの)〔1698〕秋〈酒堂〉
「秋空や 日和くるはず 柿のいろ」
秋梅雨入・秋黴雨(あきついり)
(「ついり」は「つゆ入り」の変化した語)
秋の頃、梅雨のように、いつまでも雨が降り続くこと。また、その雨。
《季・秋》
俳諧・猿蓑〔1691〕三・秋〈史邦(ふみくに)〉
「はてもなく 瀬の鳴る音や 秋黴雨(あきついり)」
秋の雨
秋に降る雨。しみじみと身にしみるような冷たい雨とされる。あきさめ。
《季・秋》
万葉集〔8C後〕八・十五七三〈大伴利上〉
「秋之雨(あきのあめ)に 濡れつつをれば賤(いや)しけど 吾妹(わぎも)が屋戸(やど)し 思ほゆるかも」
秋の嵐
野分(のわき)より弱い程度の風をいう。
《季・秋》
秋の風
秋に吹くつめたい風。
《季・秋》
万葉集〔8C後〕四・四八八〈額田王(ぬかたのおおきみ)〉
「君待つと あが恋ひをれば わが屋戸の すだれ動かし 秋風(あきのかぜ)吹く」
(美しい日本語の辞典)
あき-の-そら【秋の空】
① 秋の晴れて高く見える空。秋天。〈季・秋〉
② (曇ったり晴れたり定めないことから)心の変わりやすいことのたとえ。
「男心と秋の空」
(広辞苑)
2012-04-18
「秋曇(あきぐもり)」の意味
秋曇(あきぐもり)
秋の曇り空。
《季・秋》
山盧(さんろ)集〔1932〕〈飯田蛇笏(だこつ)〉
「滝上や 大瀬のよどむ 秋曇り」
▷ 旅と鉄道 2019年増刊10月号 電車で行く紅葉&温泉の旅
秋小雨(あきこさめ)
9月中旬から10月半ばにかけて降る一種の長雨。
《季・秋》
秋時雨(あきしぐれ)
「あき(秋)の時雨」に同じ。
《季・秋》
俳諧・梟日記〔1698〕九月七日
「薄墨の やつれや松の 秋時雨」
秋の時雨(あきのしぐれ)
秋の末に降る時雨。秋時雨。
《季・秋》
古今和歌集〔905~914〕離別・三九八〈兼覧王(かねみのおおきみ)〉
「をしむらん 人の心を しらぬまに 秋のしぐれと 身ぞふりにける」
秋湿(あきじめり)
梅雨のように降りつづく秋の雨。秋の長雨。
《季・秋》
(美しい日本語の辞典)
あき-じめり【秋湿り】
秋に降る長雨。
また、秋の雨のために空気が湿って冷たい感じ。
〈季・秋〉
(広辞苑)
秋の曇り空。
《季・秋》
山盧(さんろ)集〔1932〕〈飯田蛇笏(だこつ)〉
「滝上や 大瀬のよどむ 秋曇り」
▷ 旅と鉄道 2019年増刊10月号 電車で行く紅葉&温泉の旅
秋小雨(あきこさめ)
9月中旬から10月半ばにかけて降る一種の長雨。
《季・秋》
秋時雨(あきしぐれ)
「あき(秋)の時雨」に同じ。
《季・秋》
俳諧・梟日記〔1698〕九月七日
「薄墨の やつれや松の 秋時雨」
秋の時雨(あきのしぐれ)
秋の末に降る時雨。秋時雨。
《季・秋》
古今和歌集〔905~914〕離別・三九八〈兼覧王(かねみのおおきみ)〉
「をしむらん 人の心を しらぬまに 秋のしぐれと 身ぞふりにける」
秋湿(あきじめり)
梅雨のように降りつづく秋の雨。秋の長雨。
《季・秋》
(美しい日本語の辞典)
あき-じめり【秋湿り】
秋に降る長雨。
また、秋の雨のために空気が湿って冷たい感じ。
〈季・秋〉
(広辞苑)
2012-04-17
「赤風(あかっかぜ)」の意味
赤風(あかっかぜ)
赤っぽい砂塵(さじん)を含んだ風。
赤巻紙 青巻紙 黄巻紙
あかまきがみ あおまきがみ きまきがみ
早口ことばの一種。
秋嵐(あきあらし)
初秋のころから仲秋にかけて吹く強い風。初嵐。
《季・秋》
▷ ことりっぷマガジン Vol. 22 2019 秋
秋風(あきかぜ)
秋に吹く風。
《季・秋》
俳諧・野ざらし紀行〔1685~86頃〕
「秋風や 藪も畠も 不破の関」
秋雲(あきぐも)
澄んだ秋の空に浮かぶ雲。秋の雲。
《季・秋》
赤光(しゃっこう)〔1913〕〈斎藤茂吉〉折に触れて
「火の山を 回る秋雲の 八百雲を ゆらに吹きまく 天つ風かも」
(美しい日本語の辞典)
あき-かぜ【秋風】
① 秋になって吹く風。
〈季・秋〉
源氏物語(須磨)
「須磨にはいとゞ心づくしの秋風に」
② 秋を「厭き」にかけて、男女の心の変わることにいう。
古今和歌集(恋)
「秋風は 身をわけてしも 吹かなくに」
(広辞苑)
赤っぽい砂塵(さじん)を含んだ風。
赤巻紙 青巻紙 黄巻紙
あかまきがみ あおまきがみ きまきがみ
早口ことばの一種。
秋嵐(あきあらし)
初秋のころから仲秋にかけて吹く強い風。初嵐。
《季・秋》
▷ ことりっぷマガジン Vol. 22 2019 秋
秋風(あきかぜ)
秋に吹く風。
《季・秋》
俳諧・野ざらし紀行〔1685~86頃〕
「秋風や 藪も畠も 不破の関」
秋雲(あきぐも)
澄んだ秋の空に浮かぶ雲。秋の雲。
《季・秋》
赤光(しゃっこう)〔1913〕〈斎藤茂吉〉折に触れて
「火の山を 回る秋雲の 八百雲を ゆらに吹きまく 天つ風かも」
(美しい日本語の辞典)
あき-かぜ【秋風】
① 秋になって吹く風。
〈季・秋〉
源氏物語(須磨)
「須磨にはいとゞ心づくしの秋風に」
② 秋を「厭き」にかけて、男女の心の変わることにいう。
古今和歌集(恋)
「秋風は 身をわけてしも 吹かなくに」
(広辞苑)
2012-04-12
「秋の日は釣瓶落とし」 の意味
秋の日は釣瓶落とし
あきのひは つるべおとし
秋の日は沈み始めると、たちまち落ちることのたとえ。縄や竿の先につけて井戸の水を組み上げる桶である釣瓶を井戸に落とすと、急速に垂直に落ちていくところからのことば。
秋の日の鉈(なた)落としともいう。
(美しい日本語の辞典)
▷ 劇場スジナシ東京公演
[慣] 秋の日は釣瓶(つるべ)落とし
秋の日の沈むのが早いことをいう。
つるべ-おとし 【釣瓶落とし】
① 釣瓶を井戸に落とすように、まっすぐに早く落ちること。
平家物語(9)
「大盤石の苔むしたるが釣瓶落としに十四五丈ぞ下つたる」
② 転じて、秋の日の暮れやすいことにいう。
「秋の日は釣瓶落とし」
(広辞苑)
秋の日は釣瓶(つるべ)落とし
井戸を滑り落ちる釣瓶のように、秋の日は急速に暮れるということ。釣瓶落としの秋の暮れ。
(明鏡国語辞典)
◆ 秋の日はつるべ落とし
(秋は日が沈むのが早い)
(ウィズダム和英辞典)
あきのひは つるべおとし
秋の日は沈み始めると、たちまち落ちることのたとえ。縄や竿の先につけて井戸の水を組み上げる桶である釣瓶を井戸に落とすと、急速に垂直に落ちていくところからのことば。
秋の日の鉈(なた)落としともいう。
(美しい日本語の辞典)
▷ 劇場スジナシ東京公演
[慣] 秋の日は釣瓶(つるべ)落とし
秋の日の沈むのが早いことをいう。
つるべ-おとし 【釣瓶落とし】
① 釣瓶を井戸に落とすように、まっすぐに早く落ちること。
平家物語(9)
「大盤石の苔むしたるが釣瓶落としに十四五丈ぞ下つたる」
② 転じて、秋の日の暮れやすいことにいう。
「秋の日は釣瓶落とし」
(広辞苑)
秋の日は釣瓶(つるべ)落とし
井戸を滑り落ちる釣瓶のように、秋の日は急速に暮れるということ。釣瓶落としの秋の暮れ。
(明鏡国語辞典)
◆ 秋の日はつるべ落とし
(秋は日が沈むのが早い)
- The day ends very fast in the fall.
- It gets dark quickly in the fall.
(ウィズダム和英辞典)
2012-04-11
「秋の扇」の意味
秋になり、不要となった扇。秋の季語。
また、漢の成帝の宮女、 班婕妤(はんしょうよ)が君寵の衰えたわが身を秋の扇にたとえて詩を作った「文選 - 怨歌行」の故事から、男の愛を失った女のたとえにも使う。
(美しい日本語の辞典)
▷ おひとりさま専用 Walker 2020
あき-の-おうぎ【秋の扇】
(「秋扇(しゅうせん)」の訓読。班婕妤(はんしょうよ)が、寵(ちょう)を失った自分を秋冷(しゅうれい)になって捨てられた扇に比した故事から)
寵愛の衰えた女のたとえ。
団雪の扇。
壬二(みに)集
「秋の扇の名をば忘れじ」
(広辞苑)
あき-の-おうぎ【秋の扇】
男性から愛されなくなった女性。班女(はんじょ)が扇。秋扇(しゅうせん)。
[語源]
秋が来て不要になった扇の意で、漢の成帝の宮女班婕妤(はんしょうよ)が君寵(くんちょう)を失ったとき、わが身を秋には不要になる扇にたとえて詩を詠んだという故事による。
(明鏡国語辞典)
また、漢の成帝の宮女、 班婕妤(はんしょうよ)が君寵の衰えたわが身を秋の扇にたとえて詩を作った「文選 - 怨歌行」の故事から、男の愛を失った女のたとえにも使う。
(美しい日本語の辞典)
▷ おひとりさま専用 Walker 2020
あき-の-おうぎ【秋の扇】
(「秋扇(しゅうせん)」の訓読。班婕妤(はんしょうよ)が、寵(ちょう)を失った自分を秋冷(しゅうれい)になって捨てられた扇に比した故事から)
寵愛の衰えた女のたとえ。
団雪の扇。
壬二(みに)集
「秋の扇の名をば忘れじ」
(広辞苑)
あき-の-おうぎ【秋の扇】
男性から愛されなくなった女性。班女(はんじょ)が扇。秋扇(しゅうせん)。
[語源]
秋が来て不要になった扇の意で、漢の成帝の宮女班婕妤(はんしょうよ)が君寵(くんちょう)を失ったとき、わが身を秋には不要になる扇にたとえて詩を詠んだという故事による。
(明鏡国語辞典)
2012-04-10
「商う(あきなう)」の意味
売り買いする。商売する。
「秋」に接尾語の「なふ」がついてできた語とする説によれば、秋に産物の交易が行われたところからの語ということになる。
(美しい日本語の辞典)
▷ 商売心得帖
あきな・う【商う】アキナフ
(ナウは接尾語)商売をする。売り買いをする。
宇津保物語(藤原君)
「その物を貯へて市し商はばこそ賢からめ」
「輸入品を商う」
(広辞苑)
あきなう 【商う】
〔売る〕 sell
〔売買する〕 deal in
(プログレッシブ和英中辞典)
あきなう【商う】
〘扱う〙
handle, deal in
〘売る〙
sell
・金物(かなもの)を商う店
a store the 「deals in [sells, handles] hardware
a hardware store
・長年我が家は乾物を商っている。
For many years we have been selling [dealing in] dried food.
(ジーニアス和英辞典)
「秋」に接尾語の「なふ」がついてできた語とする説によれば、秋に産物の交易が行われたところからの語ということになる。
(美しい日本語の辞典)
▷ 商売心得帖
あきな・う【商う】アキナフ
(ナウは接尾語)商売をする。売り買いをする。
宇津保物語(藤原君)
「その物を貯へて市し商はばこそ賢からめ」
「輸入品を商う」
(広辞苑)
あきなう 【商う】
〔売る〕 sell
〔売買する〕 deal in
(プログレッシブ和英中辞典)
あきなう【商う】
〘扱う〙
handle, deal in
〘売る〙
sell
・金物(かなもの)を商う店
a store the 「deals in [sells, handles] hardware
a hardware store
・長年我が家は乾物を商っている。
For many years we have been selling [dealing in] dried food.
(ジーニアス和英辞典)
2012-04-09
「秋雨(あきさめ)」の意味
秋に降る長雨。
八月末から十月初めごろの間に陰鬱な天気が続き、それにつれて降る弱い長雨。
《季・秋》
俳諧・蕪村句集〔1784〕秋
「秋雨や 水底の草を 踏みわたる」
(美しい日本語の辞典)
▷ 日本の絶景 秋冬編 2020
あき-さめ 【秋雨】
秋に降る雨。秋の雨。
特に9月から10月にかけての長雨にいう。
秋霖(しゅうりん)。秋黴入(あきついり)。
(広辞苑)
あきさめ【秋雨】
(an) autumn rain
【合成語】
秋雨前線
an autumnal rain front
(プログレッシブ和英中辞典)
あきさま【秋雨】
fall [autumn] rain
◆ 秋雨前線
fall [autumn] rain front
(ジーニアス和英辞典)
八月末から十月初めごろの間に陰鬱な天気が続き、それにつれて降る弱い長雨。
《季・秋》
俳諧・蕪村句集〔1784〕秋
「秋雨や 水底の草を 踏みわたる」
(美しい日本語の辞典)
▷ 日本の絶景 秋冬編 2020
あき-さめ 【秋雨】
秋に降る雨。秋の雨。
特に9月から10月にかけての長雨にいう。
秋霖(しゅうりん)。秋黴入(あきついり)。
(広辞苑)
あきさめ【秋雨】
(an) autumn rain
【合成語】
秋雨前線
an autumnal rain front
(プログレッシブ和英中辞典)
あきさま【秋雨】
fall [autumn] rain
◆ 秋雨前線
fall [autumn] rain front
(ジーニアス和英辞典)
2012-04-08
「秋風が吹く」の意味
男女の愛情が冷めることをいう。
「秋風が立つ」といっても同じ。
「秋」に「飽き」をかけることは、和歌の世界では平安時代の『古今和歌集』以来の伝統がある。
(美しい日本語の辞典)
▷ 大人のちょっと贅沢な旅 2019-2020 秋
秋風が立つ
男女の仲などで、相手がいやになってくる。
秋を「厭き」にかけていう。
「秋風が吹く」とも。
北田薄氷、乳母
「私のやうな不束者には、もう秋風がお立ちなされてのではなきか」
(広辞苑)
[慣用]秋風が立つ
・二人の間に秋風が立ち始めた
Their love has begun to cool.
(プログレッシブ和英中辞典)
◇ 秋風が吹く[立つ]
・二人の間に秋風が吹きはじめた[立った]。
Their love has begun to cool.
(新和英大辞典)
「秋風が立つ」といっても同じ。
「秋」に「飽き」をかけることは、和歌の世界では平安時代の『古今和歌集』以来の伝統がある。
(美しい日本語の辞典)
▷ 大人のちょっと贅沢な旅 2019-2020 秋
秋風が立つ
男女の仲などで、相手がいやになってくる。
秋を「厭き」にかけていう。
「秋風が吹く」とも。
北田薄氷、乳母
「私のやうな不束者には、もう秋風がお立ちなされてのではなきか」
(広辞苑)
[慣用]秋風が立つ
・二人の間に秋風が立ち始めた
Their love has begun to cool.
(プログレッシブ和英中辞典)
◇ 秋風が吹く[立つ]
・二人の間に秋風が吹きはじめた[立った]。
Their love has begun to cool.
(新和英大辞典)
2012-04-01
「春の雪」の意味
春に降る雪。散る花に見立てたり、とけやすいもののたとえに用いたりする。
〈季・春〉
古今和歌集〔905~914〕春上・九
「霞たち このめも春の 雪ふれば 花なきさとも 花ぞちりける」〈紀貫之〉
(美しい日本語の辞典)
▷ 豊饒の海 第一巻 春の雪
はる-の-ゆき【春の雪】
春になって降る雪。大きな雪片の牡丹雪(ぼたんゆき)になることが多く、淡く消えやすい。
春雪(しゅんせつ)。
(広辞苑)
しゅんせつ【春雪】
spring snow
(新和英大辞典)
〈季・春〉
古今和歌集〔905~914〕春上・九
「霞たち このめも春の 雪ふれば 花なきさとも 花ぞちりける」〈紀貫之〉
(美しい日本語の辞典)
▷ 豊饒の海 第一巻 春の雪
はる-の-ゆき【春の雪】
春になって降る雪。大きな雪片の牡丹雪(ぼたんゆき)になることが多く、淡く消えやすい。
春雪(しゅんせつ)。
(広辞苑)
しゅんせつ【春雪】
spring snow
(新和英大辞典)
「春の空(はるのそら)」の意味
なごやかに晴れた春の空。春天。はるぞら。
〈季・春〉
風雅和歌集〔1346~49頃〕春上・四
「朝日さす みもすそ川の 春の空 長閑(のどか)なるべき 世の気色哉」
〈後鳥羽院〉
春空(はるぞら)
「春の空」に同じ。
火の鳥〔1939〕〈中村草太男〉昭和13年
「春空に 身一つ容るる だけの塔」
(美しい日本語の辞典)
▷ HO vol. 150 ときめき道南 春の旅
[春]【春の空(はるのそら)】春空 春天
春の空は、晴れた日でもなんとなく白く霞んで見えることが多い。
(合本俳句歳時記)
〈季・春〉
風雅和歌集〔1346~49頃〕春上・四
「朝日さす みもすそ川の 春の空 長閑(のどか)なるべき 世の気色哉」
〈後鳥羽院〉
春空(はるぞら)
「春の空」に同じ。
火の鳥〔1939〕〈中村草太男〉昭和13年
「春空に 身一つ容るる だけの塔」
(美しい日本語の辞典)
▷ HO vol. 150 ときめき道南 春の旅
[春]【春の空(はるのそら)】春空 春天
春の空は、晴れた日でもなんとなく白く霞んで見えることが多い。
(合本俳句歳時記)
「春三番(はるさんばん)」の意味
① 春さき、桜を散らす南風。春最初の春一番、桜の咲く頃の春二番に対していう。
② 小寒から穀雨に至る八気二十四候の初めの三候に吹く風。
・小寒(しょうかん): 1月5日頃
・穀雨(こくう): 4月21日頃
小寒のころ、梅、椿、水仙の開花を知らせる風。
(美しい日本語の辞典)
▷ 二十四節気に合わせ心と体を美しく整える
はる-さんばん【春三番】
二十四番の花信風(かしんふう)のうち、初め3番の風。
(広辞苑)
にじゅうしばん-かしんふう【二十四番花信風】‥ジフ‥クワ‥
二十四節気の小寒から穀雨までの間の各気の花の開くのを知らせる風。
各気にそれぞれの花を配する。
(広辞苑)
② 小寒から穀雨に至る八気二十四候の初めの三候に吹く風。
・小寒(しょうかん): 1月5日頃
・穀雨(こくう): 4月21日頃
小寒のころ、梅、椿、水仙の開花を知らせる風。
(美しい日本語の辞典)
▷ 二十四節気に合わせ心と体を美しく整える
はる-さんばん【春三番】
二十四番の花信風(かしんふう)のうち、初め3番の風。
(広辞苑)
にじゅうしばん-かしんふう【二十四番花信風】‥ジフ‥クワ‥
二十四節気の小寒から穀雨までの間の各気の花の開くのを知らせる風。
- 小寒: 梅・山茶(つばき)・水仙
- 大寒: 瑞香(じんちょうげ)・蘭・山礬(さんばん)
- 立春: 迎春(おうばい)・桜桃(ゆすら)・望春(こぶし)
- 雨水: 菜・杏・李(すもも)
- 啓蟄: 桃・棣棠(やまぶき)・薔薇
- 春分: 海棠(かいどう)・梨・木蘭(もくれん)
- 清明: 桐・麦・柳
- 穀雨: 牡丹・荼靡(どび)・楝(おうち)
各気にそれぞれの花を配する。
(広辞苑)
「春雨 (はるさめ)」 の意味
春の季節に静かに降る雨。はるさあめ。
〈季・春〉
万葉集[8C後]十八・四一三八
「やぶなみの 里に宿借り 波流佐米(はるさめ)に
こもりつつむと 妹に告げつや」
〈大伴家持〉
春雨(はるさあめ)
「はるさめ(春雨)」に同じ。
永長元年中宮権太夫能実歌合[1096]
「春さ雨に まかせしものを 小山田の 早苗とるべき ほどはきにけり」
(美しい日本語の辞典)
▷ ひかり味噌 世界のスープめぐり 春雨入り
はる-さめ 【春雨】
① 春降る雨。特に若芽の出る頃、静かに降る細かい雨。
〈季・春〉
万葉集(17)
「赤裳(あかも)の裾の 春雨に にほひひづちて」
② (その形状から名付けた)緑豆(りょくとう)またはジャガイモ・サツマイモの澱粉から作った透明・線状の食品。とうめん。
③ うた沢・端唄。二上りで、最も流行した曲の一つ。
(広辞苑)
はるさめ 【春雨】
① 〔春の雨〕
(a) spring rain
・丘が春雨に煙っていた
The hills looked hazy in the spring rain.
② 〔食品〕
gelatin noodles; (Japanese) vermicelli
(プログレッシブ和英中辞典)
はるさめ【春雨】
① [春の雨]
spring rain, spring shower [drizzle]
② [食物]
bean starch noodles
・春雨サラダ
bean starch noodle salad
(ジーニアス和英辞典)
〈季・春〉
万葉集[8C後]十八・四一三八
「やぶなみの 里に宿借り 波流佐米(はるさめ)に
こもりつつむと 妹に告げつや」
〈大伴家持〉
春雨(はるさあめ)
「はるさめ(春雨)」に同じ。
永長元年中宮権太夫能実歌合[1096]
「春さ雨に まかせしものを 小山田の 早苗とるべき ほどはきにけり」
(美しい日本語の辞典)
▷ ひかり味噌 世界のスープめぐり 春雨入り
はる-さめ 【春雨】
① 春降る雨。特に若芽の出る頃、静かに降る細かい雨。
〈季・春〉
万葉集(17)
「赤裳(あかも)の裾の 春雨に にほひひづちて」
② (その形状から名付けた)緑豆(りょくとう)またはジャガイモ・サツマイモの澱粉から作った透明・線状の食品。とうめん。
③ うた沢・端唄。二上りで、最も流行した曲の一つ。
(広辞苑)
はるさめ 【春雨】
① 〔春の雨〕
(a) spring rain
・丘が春雨に煙っていた
The hills looked hazy in the spring rain.
② 〔食品〕
gelatin noodles; (Japanese) vermicelli
(プログレッシブ和英中辞典)
はるさめ【春雨】
① [春の雨]
spring rain, spring shower [drizzle]
② [食物]
bean starch noodles
・春雨サラダ
bean starch noodle salad
(ジーニアス和英辞典)
「春風(はるかぜ)」の意味
春の時節に、東または南から吹く風。
春風 (しゅんぷう)。東風 (こち)。
〈季・春〉
古今和歌集[905~914]春下・八五
「春風は 花のあたりを よきて吹け 心づからや うつろふと見む」〈藤原好風(ふじわらのよしかぜ)〉
(美しい日本語の辞典)
▷ 大人のちょっと贅沢な旅 2020-2021 春夏
はる-かぜ 【春風】
春の季節に、東または南から吹く暖かい風。
こち。しゅんぷう。
〈季・春〉
万葉集 〈10〉
「青柳の 糸の細(くわ)しき 春風に 乱れぬい間(ま)に 見せむ子もがも」
(広辞苑)
はるかぜ 【春風】
a spring breeze [wind]
(プログレッシブ和英中辞典)
◆ 春風
spring [vernal] breeze
・ここちよい春風
a pleasant spring breeze
(ジーニアス和英辞典)
春風 (しゅんぷう)。東風 (こち)。
〈季・春〉
古今和歌集[905~914]春下・八五
「春風は 花のあたりを よきて吹け 心づからや うつろふと見む」〈藤原好風(ふじわらのよしかぜ)〉
(美しい日本語の辞典)
▷ 大人のちょっと贅沢な旅 2020-2021 春夏
はる-かぜ 【春風】
春の季節に、東または南から吹く暖かい風。
こち。しゅんぷう。
〈季・春〉
万葉集 〈10〉
「青柳の 糸の細(くわ)しき 春風に 乱れぬい間(ま)に 見せむ子もがも」
(広辞苑)
はるかぜ 【春風】
a spring breeze [wind]
(プログレッシブ和英中辞典)
◆ 春風
spring [vernal] breeze
・ここちよい春風
a pleasant spring breeze
(ジーニアス和英辞典)
2012-03-31
「春一番(はるいちばん)」の意味
① 瀬戸内海から北九州にかけて、春になって最初に吹く南風。
② 早春の頃吹く、その年初めての南風の強風。日本海を発達した低気圧が通過するときに吹く。
山口県や能登半島では、古くから「春一」などと称してきた。
〈季・春〉
(美しい日本語の辞典)
▷ 春一番ライヴ '74
はる-いちばん【春一番】
立春後、初めて吹く強い南寄りの風。はるいち。
〈季・春〉
天気予報では、立春から春分までの間に広い範囲ではじめて吹く、暖かく強い南寄りの風をいう。
(広辞苑)
はるいちばん 【春一番】
・昨日は春一番が終日吹き荒れた
The spring's first south wind blew hard all day yesterday.
(プログレッシブ和英中辞典)
はるいちばん【春一番】
・今日春一番が吹いた。
We had the first 「spring gale [gale of spring] today.
(ジーニアス和英辞典)
② 早春の頃吹く、その年初めての南風の強風。日本海を発達した低気圧が通過するときに吹く。
山口県や能登半島では、古くから「春一」などと称してきた。
〈季・春〉
(美しい日本語の辞典)
▷ 春一番ライヴ '74
はる-いちばん【春一番】
立春後、初めて吹く強い南寄りの風。はるいち。
〈季・春〉
天気予報では、立春から春分までの間に広い範囲ではじめて吹く、暖かく強い南寄りの風をいう。
(広辞苑)
はるいちばん 【春一番】
・昨日は春一番が終日吹き荒れた
The spring's first south wind blew hard all day yesterday.
(プログレッシブ和英中辞典)
はるいちばん【春一番】
- the first spring gale
- the first gale of spring
・今日春一番が吹いた。
We had the first 「spring gale [gale of spring] today.
(ジーニアス和英辞典)
「上がり花(あがりばな)」の意味
遊里、料理屋などの用語で、入れたての煎茶のこと。また、一般に茶をいう。でばな。あがり。
芸者・遊女などが客がなくて暇であることをいう「茶を引く」の茶を忌み、客が「あがる」(登楼する)ようにと縁起を祝って言いはじめた語。
(美しい日本語の辞典)
▷ しっかりわかる、煎茶入門
あがり-ばな 【上がり花】
(「花」は「端」(はな)」の当て字。もと、遊里や料理屋での言葉)
煎じたばかりの茶。でばな。あがり。また、一般に茶をいう。
(広辞苑)
あがり-ばな 【上がり花】
〔古風な言い方で〕入れたての煎茶(せんちゃ)。また、一般にお茶。
もと、遊里や料理屋でいった。今は「あがり」が一般的。
(明鏡国語辞典)
あがりばな【上がり花】
(freshly brewed) tea
(新和英大辞典)
芸者・遊女などが客がなくて暇であることをいう「茶を引く」の茶を忌み、客が「あがる」(登楼する)ようにと縁起を祝って言いはじめた語。
(美しい日本語の辞典)
▷ しっかりわかる、煎茶入門
あがり-ばな 【上がり花】
(「花」は「端」(はな)」の当て字。もと、遊里や料理屋での言葉)
煎じたばかりの茶。でばな。あがり。また、一般に茶をいう。
(広辞苑)
あがり-ばな 【上がり花】
〔古風な言い方で〕入れたての煎茶(せんちゃ)。また、一般にお茶。
もと、遊里や料理屋でいった。今は「あがり」が一般的。
(明鏡国語辞典)
あがりばな【上がり花】
(freshly brewed) tea
(新和英大辞典)
「赤雪(あかゆき)」の意味
クラミドモナスなどの藻類が繁殖して赤色になった雪。高山や極地でしばしば見られる。
春先などに時々降る、大陸方面の黄砂が中に混じって紅く色づいた雪もいう。
(美しい日本語の辞典)
▷ ぶくぶく自噴泉めぐり 奇跡の湯 改訂版
せき-せつ【赤雪】
氷雪藻のクラミドモナスなどが繁殖して氷雪が赤く着色する現象。 紅雪。雪の華。あかゆき。
・氷雪藻:
ひょうせつそう
(広辞苑)
ひょうせつ-そう【氷雪藻】‥サウ
(cryoplankton)
氷雪上で発育する藻類の総称。
雪解け水などで増殖し、山岳や極地などで早春に見られる。
クラミドモナスなど。
氷雪プランクトン。
(広辞苑)
せきせつ【赤雪】
red snow
(新和英大辞典)
春先などに時々降る、大陸方面の黄砂が中に混じって紅く色づいた雪もいう。
(美しい日本語の辞典)
▷ ぶくぶく自噴泉めぐり 奇跡の湯 改訂版
せき-せつ【赤雪】
氷雪藻のクラミドモナスなどが繁殖して氷雪が赤く着色する現象。 紅雪。雪の華。あかゆき。
・氷雪藻:
ひょうせつそう
(広辞苑)
ひょうせつ-そう【氷雪藻】‥サウ
(cryoplankton)
氷雪上で発育する藻類の総称。
雪解け水などで増殖し、山岳や極地などで早春に見られる。
クラミドモナスなど。
氷雪プランクトン。
(広辞苑)
せきせつ【赤雪】
red snow
(新和英大辞典)
2012-03-30
「赤札(あかふだ)」の意味
赤色の札。特に、特価品、売約済みなどを示すための赤い札をいう。
そこから、「赤札つき」といえば、娘の婚約が決まっていることや、芸妓などがきまった旦那を持っていること、また、その娘や芸妓のことをさす。
(美しい日本語の辞典)
▷ みんなのお金の使い方、貯め方
あか-ふだ 【赤札】
① 売約済商品または見切品などにつける赤色の札。また、その品物。
② 天正カルタの赤色の札。イス。赤。
(広辞苑)
あかふだ 【赤札】
・〔見切り品の札〕
a red tag indicating a specially priced [marked] item
a "sale" tag
・〔売約済の札〕
a "Sold" tag
(プログレッシブ和英中辞典)
あかふだ【赤札】
〘見切り品につける札〙
"sale" tag
〘売約済みの品につける札〙
"sold" tag
・赤札商品
"sale"-tagged items
・夏物のパンツに今は赤札がついている。
Summer pants carry "sale" tags now.
(ジーニアス和英辞典)
そこから、「赤札つき」といえば、娘の婚約が決まっていることや、芸妓などがきまった旦那を持っていること、また、その娘や芸妓のことをさす。
(美しい日本語の辞典)
▷ みんなのお金の使い方、貯め方
あか-ふだ 【赤札】
① 売約済商品または見切品などにつける赤色の札。また、その品物。
② 天正カルタの赤色の札。イス。赤。
(広辞苑)
あかふだ 【赤札】
・〔見切り品の札〕
a red tag indicating a specially priced [marked] item
a "sale" tag
・〔売約済の札〕
a "Sold" tag
(プログレッシブ和英中辞典)
あかふだ【赤札】
〘見切り品につける札〙
"sale" tag
〘売約済みの品につける札〙
"sold" tag
・赤札商品
"sale"-tagged items
・夏物のパンツに今は赤札がついている。
Summer pants carry "sale" tags now.
(ジーニアス和英辞典)
「赤の他人」 の意味
全く縁のない他人。何のかかわりもない他人。
「あかの」の語源は諸説あるがよくわからない。
俳諧・おらが春 〔1819〕
「花の陰 あかの他人は なかりけり」
(美しい日本語の辞典)
▷ 世界にバカは4人いる
[慣]あかの他人(たにん)
全く縁のない他人。何のかかわりもない他人。
*浄瑠璃・道中評判敵討(1702)
「わらはがなさけの道をすて夫婦のえんをきるからは、あかのたにんになったぞゑ」
(精選版 日本国語大辞典)
あか-の-たにん 【赤の他人】
まったくの他人。全然縁のない人。
(広辞苑)
[慣用] 赤の他人
a total [a complete, an utter] stranger
・君はとても赤の他人とは思えない
You don't seem at all like a stranger to me.
(プログレッシブ和英中辞典)
あかのたにん【赤の他人】
(新和英大辞典)
「あかの」の語源は諸説あるがよくわからない。
俳諧・おらが春 〔1819〕
「花の陰 あかの他人は なかりけり」
(美しい日本語の辞典)
▷ 世界にバカは4人いる
[慣]あかの他人(たにん)
全く縁のない他人。何のかかわりもない他人。
*浄瑠璃・道中評判敵討(1702)
「わらはがなさけの道をすて夫婦のえんをきるからは、あかのたにんになったぞゑ」
(精選版 日本国語大辞典)
あか-の-たにん 【赤の他人】
まったくの他人。全然縁のない人。
(広辞苑)
[慣用] 赤の他人
a total [a complete, an utter] stranger
・君はとても赤の他人とは思えない
You don't seem at all like a stranger to me.
(プログレッシブ和英中辞典)
あかのたにん【赤の他人】
- a person one dosen't know at all
- a perfect [a total, a complete, an utter] stranger
(新和英大辞典)
「茜雲(あかねぐも)」の意味
朝日や夕日に茜色に照り映えている雲。
今年竹〔1919~1927〕〈里見弴〉茜雲・10
「夕陽をあびた茜雲(あかねぐも)が、一抹淡く流れてゐる」
・里見 弴:
さとみ とん
(美しい日本語の辞典)
▷ 三丁目の夕日決定版 私の家族
あかね-ぐも【茜雲】
朝日や夕日を受けて茜色に映える雲。
(広辞苑)
あかねぐも【茜雲】
clouds dyed crimson by the 「setting [rising] sun
(新和英大辞典)
あかね-いろ【茜色】
〘名〙
茜草の根で染めた色。やや黃みを帯び、沈んだ赤色。あかね。
*詠歌大概(13C前)
「桜さく 遠山鳥のしだり尾の ながながし日も あかね色哉」
・詠歌大概:
えいがたいがい
・哉:
かな
(精選版 日本国語大辞典)
今年竹〔1919~1927〕〈里見弴〉茜雲・10
「夕陽をあびた茜雲(あかねぐも)が、一抹淡く流れてゐる」
・里見 弴:
さとみ とん
(美しい日本語の辞典)
▷ 三丁目の夕日決定版 私の家族
あかね-ぐも【茜雲】
朝日や夕日を受けて茜色に映える雲。
(広辞苑)
あかねぐも【茜雲】
clouds dyed crimson by the 「setting [rising] sun
(新和英大辞典)
あかね-いろ【茜色】
〘名〙
茜草の根で染めた色。やや黃みを帯び、沈んだ赤色。あかね。
*詠歌大概(13C前)
「桜さく 遠山鳥のしだり尾の ながながし日も あかね色哉」
・詠歌大概:
えいがたいがい
・哉:
かな
(精選版 日本国語大辞典)
「垢抜ける(あかぬける)」の意味
容姿、態度、技芸などが洗練されて素人離れしていることを指して使う。
都会風にすっきりと洗練されていること。洒脱(しゃだつ)でさっぱりした感じである。垢が抜ける。
技芸の拙劣未熟な状態を「垢」にたとえる記述は室町時代、世阿弥の能楽論書『風姿花伝』に見え、容姿、態度、趣味などの洗練された状態を「垢の抜けた」という句で表現したことが、すでに「日葡(にっぽ)辞書」に載せられている。
(美しい日本語の辞典)
▷ 今あるもので「あか抜けた」部屋になる。
あか-ぬ・ける 【垢抜ける】
(垢が抜けてさっぱりとしている意から)
気がきいている。素人臭くない。洒脱である。いきである。
誹風柳多留 (はいふうやなぎだる) (129)
「垢抜けた浅黄行水聞分ける」
「垢抜けた身なり」
(広辞苑)
あかぬけ
あか抜けのした
・polished/refined
・〔衣服等が粋な〕 stylish
・〔都会風な〕 urbane
・あか抜けのしない
unpolished/unrefined
・あか抜けした物腰
polished manners
・あか抜けした服装をしている
She is stylishly dressed.
(プログレッシブ和英中辞典)
あかぬける【垢抜ける】
・彼女の服装はあか抜けている。
[=洗練された服を来ている]
She is wearing refined [sophisticated, elegant] clothes.
・あの俳優の芸風はあか抜けている。
That actor has a refined performance style.
・髪を切ったので一段とあか抜けて見えるよ。
You look much more stylish since you cut your hair.
・あか抜けないデザイン
an unrefined design
(ジーニアス和英辞典)
都会風にすっきりと洗練されていること。洒脱(しゃだつ)でさっぱりした感じである。垢が抜ける。
技芸の拙劣未熟な状態を「垢」にたとえる記述は室町時代、世阿弥の能楽論書『風姿花伝』に見え、容姿、態度、趣味などの洗練された状態を「垢の抜けた」という句で表現したことが、すでに「日葡(にっぽ)辞書」に載せられている。
(美しい日本語の辞典)
▷ 今あるもので「あか抜けた」部屋になる。
あか-ぬ・ける 【垢抜ける】
(垢が抜けてさっぱりとしている意から)
気がきいている。素人臭くない。洒脱である。いきである。
誹風柳多留 (はいふうやなぎだる) (129)
「垢抜けた浅黄行水聞分ける」
「垢抜けた身なり」
(広辞苑)
あかぬけ
あか抜けのした
・polished/refined
・〔衣服等が粋な〕 stylish
・〔都会風な〕 urbane
・あか抜けのしない
unpolished/unrefined
・あか抜けした物腰
polished manners
・あか抜けした服装をしている
She is stylishly dressed.
(プログレッシブ和英中辞典)
あかぬける【垢抜ける】
・彼女の服装はあか抜けている。
[=洗練された服を来ている]
She is wearing refined [sophisticated, elegant] clothes.
・あの俳優の芸風はあか抜けている。
That actor has a refined performance style.
・髪を切ったので一段とあか抜けて見えるよ。
You look much more stylish since you cut your hair.
・あか抜けないデザイン
an unrefined design
(ジーニアス和英辞典)
「贖う(あがなう)」の意味
罪滅ぼしのために金、物品等を出すこと。
埋め合わせをする。
「購う」と書くと、何かを代償として別のあるものを手に入れるという意味になる。
読本・春雨物語〔1808〕宮木が塚
「御罪の事は、五佰くゎんの馬買ひてあがなひたまへば」
(美しい日本語の辞典)
▷ 難波金融伝 ミナミの帝王 54 賠償金の行方
(アガフに接尾語ナフが付いた語)
① 《贖》
金品を代償として出して、罪をまぬかれる。転じて、つぐないをする。罪ほろぼしをする。
② 《購》
買い求める。また、懸賞をかけて求める。
「首を百金に購う」
(広辞苑)
贖う → 償う
・〔損害を〕 compensate, (文) recompense (a person for)
・〔埋め合わせる〕 make up (for)
・〔罪を〕 atone (for one's sin)
・彼の損害[損失]を償った
I paid [compensated] him for the damage he had suffered [his losses].
購う
buy; (文) purchase
(プログレッシブ和英中辞典)
あがなう【贖う】
1. 〔償う〕
atone 《for》; expiate
・死をもって罪をあがなう
expiate [atone for] a crime with death
2. 〔買う〕
・人の命はお金であがなえるものではない。
A person's life is not something you can pay for with money.
(新和英大辞典)
埋め合わせをする。
「購う」と書くと、何かを代償として別のあるものを手に入れるという意味になる。
読本・春雨物語〔1808〕宮木が塚
「御罪の事は、五佰くゎんの馬買ひてあがなひたまへば」
(美しい日本語の辞典)
▷ 難波金融伝 ミナミの帝王 54 賠償金の行方
(アガフに接尾語ナフが付いた語)
① 《贖》
金品を代償として出して、罪をまぬかれる。転じて、つぐないをする。罪ほろぼしをする。
② 《購》
買い求める。また、懸賞をかけて求める。
「首を百金に購う」
(広辞苑)
贖う → 償う
・〔損害を〕 compensate, (文) recompense (a person for)
・〔埋め合わせる〕 make up (for)
・〔罪を〕 atone (for one's sin)
・彼の損害[損失]を償った
I paid [compensated] him for the damage he had suffered [his losses].
購う
buy; (文) purchase
(プログレッシブ和英中辞典)
あがなう【贖う】
1. 〔償う〕
atone 《for》; expiate
・死をもって罪をあがなう
expiate [atone for] a crime with death
2. 〔買う〕
・人の命はお金であがなえるものではない。
A person's life is not something you can pay for with money.
(新和英大辞典)
「赤っ恥(あかっぱじ)」の意味
「あかはじ(赤恥)」の変化した語。
「恥」を強めた言い方で、大勢の前でかかされる恥のこと。
西洋道中膝栗毛〔1870~76〕〈仮名垣魯文〉初・上
「よくも亭主に、赤っ恥をかかせたな」
(美しい日本語の辞典)
▷ 逃げるは恥だが役に立つ Blu-ray BOX
赤恥(あかはじ)
「恥」を強めていう語。ひどい恥。全くの恥。あかっぱじ。
浄瑠璃、嫗山姥(こもちやまうば)
「赤恥かかせてのかうか」
「人前で赤恥をかく」
(広辞苑)
赤恥をかく
・be put to shame in public
・be disgraces in public
・disgrace oneself in public
人に赤恥をかかせる
humiliate a person [put a person to shame] in public
(プログレッシブ和英中辞典)
あかはじ【赤恥】
・人前でとんだ赤恥をかいた。
I disgraced myself in public.
(ジーニアス和英辞典)
「恥」を強めた言い方で、大勢の前でかかされる恥のこと。
西洋道中膝栗毛〔1870~76〕〈仮名垣魯文〉初・上
「よくも亭主に、赤っ恥をかかせたな」
(美しい日本語の辞典)
▷ 逃げるは恥だが役に立つ Blu-ray BOX
赤恥(あかはじ)
「恥」を強めていう語。ひどい恥。全くの恥。あかっぱじ。
浄瑠璃、嫗山姥(こもちやまうば)
「赤恥かかせてのかうか」
「人前で赤恥をかく」
(広辞苑)
赤恥をかく
・be put to shame in public
・be disgraces in public
・disgrace oneself in public
人に赤恥をかかせる
humiliate a person [put a person to shame] in public
(プログレッシブ和英中辞典)
あかはじ【赤恥】
・人前でとんだ赤恥をかいた。
I disgraced myself in public.
(ジーニアス和英辞典)
2012-01-26
「暁(あかつき)」の意味
もとは夜半過ぎから夜明け近くのまだ暗い頃までをさしていた。
古典などに見られる通い婚の習俗では、男が女のもとから帰らねばならないのがこの時間帯で、「あかつきの別れ」という言い方もできた。
現在では、明け方のやや明るくなった時分をいう。
また、物事が実現したその時という意味でも使う。
(美しい日本語の辞典)
▷ 毎日4分で超快適! 超ラジオ体操
[アカトキ(明時)の転]
1. 夜を3つに分けた第3番目。宵・夜中に続く。
現在では、やや明るくなってからを指すが、古くは、暗いうち、夜が明けようとする時。よあけ。あけがた。
古今和歌集(恋)
「有明の つれなく見えし 別れより 暁ばかり 憂きものはなし」
源氏物語(明石)
「たち給う暁は夜深く出で給ひて」
「暁の光」
2. ある事柄が実現したその時。
「成功の暁には」
(広辞苑)
1 〔夜明〕 dawn; daybreak
・暁に
at dawn [daybreak]; at break of day
・暁の空
the sky at dawn
2. 〔物事が実現するその時〕
・その仕事の完成の暁には彼の名が高まるだろう。
When the work is competed he will become famous.
(プログレッシブ和英中辞典)
あかつき【暁】
①[夜明け]
dawn, daybreak
・バラ色に染まる暁の空
[=夜明けのバラ色の空]
the rosy sky at dawn
・暁にニワトリが鳴くのを聞く
hear a rooster crow at dawn [daybreak]
②[・・・した時]
・私が知事に当選したあかつきには、そのダムの建設を中止します。
If I am elected governor, I will stop the construction of the dam.
・成功したあかつきには、お礼は十分にさせてもらいます。
If we succeed, we will pay you handsomely.
(ジーニアス和英辞典)
古典などに見られる通い婚の習俗では、男が女のもとから帰らねばならないのがこの時間帯で、「あかつきの別れ」という言い方もできた。
現在では、明け方のやや明るくなった時分をいう。
また、物事が実現したその時という意味でも使う。
(美しい日本語の辞典)
▷ 毎日4分で超快適! 超ラジオ体操
[アカトキ(明時)の転]
1. 夜を3つに分けた第3番目。宵・夜中に続く。
現在では、やや明るくなってからを指すが、古くは、暗いうち、夜が明けようとする時。よあけ。あけがた。
古今和歌集(恋)
「有明の つれなく見えし 別れより 暁ばかり 憂きものはなし」
源氏物語(明石)
「たち給う暁は夜深く出で給ひて」
「暁の光」
2. ある事柄が実現したその時。
「成功の暁には」
(広辞苑)
1 〔夜明〕 dawn; daybreak
・暁に
at dawn [daybreak]; at break of day
・暁の空
the sky at dawn
2. 〔物事が実現するその時〕
・その仕事の完成の暁には彼の名が高まるだろう。
When the work is competed he will become famous.
(プログレッシブ和英中辞典)
あかつき【暁】
①[夜明け]
dawn, daybreak
・バラ色に染まる暁の空
[=夜明けのバラ色の空]
the rosy sky at dawn
・暁にニワトリが鳴くのを聞く
hear a rooster crow at dawn [daybreak]
②[・・・した時]
・私が知事に当選したあかつきには、そのダムの建設を中止します。
If I am elected governor, I will stop the construction of the dam.
・成功したあかつきには、お礼は十分にさせてもらいます。
If we succeed, we will pay you handsomely.
(ジーニアス和英辞典)
2012-01-25
「赤提灯(あかちょうちん)」の意味
赤い紙を張った提灯のことだが、赤提灯を看板に出した店、大衆向けの一杯飲み屋のことをさすことが多い。
類似のことばに「縄のれん」があり、こちらは多くの縄を結びたらして作ったのれんが店先にかかっていることから、居酒屋や飲み屋をさしていう。
(美しい日本語の辞典)
▷ 東京ひとり酒場100
(アカヂョウチンとも。多く赤い提灯を店先に掲げることから)安い料金で客に酒を飲ませる店。一杯飲み屋。
(広辞苑)
店先に赤い提灯をつるした大衆向きの飲食店。一杯飲み屋。赤ヂョウチン。
(明鏡国語辞典)
あかちょうちん -チヤウ- 【赤提灯】
〔目につきやすいように店頭に赤い提灯をぶら下げることから〕「居酒屋」の俗称。あかぢょうちん。
(新明解国語辞典)
▷ 赤羽本(エイムック)
1. 〔提灯〕
a red paper lantern
2. 〔飲み屋〕
a cheap drinking place (with a red paper lantern hung outside as a sign)
(プログレッシブ和英中辞典)
あかちょうちん【赤提灯】
akachochin;
〘説明的に〙 an inexpensive bar-style Japanese restaurant with a red lantern hung from the eaves
・赤提灯で一杯やる
step in at an akachochin for a drink
(ジーニアス和英辞典)
類似のことばに「縄のれん」があり、こちらは多くの縄を結びたらして作ったのれんが店先にかかっていることから、居酒屋や飲み屋をさしていう。
(美しい日本語の辞典)
▷ 東京ひとり酒場100
(アカヂョウチンとも。多く赤い提灯を店先に掲げることから)安い料金で客に酒を飲ませる店。一杯飲み屋。
(広辞苑)
店先に赤い提灯をつるした大衆向きの飲食店。一杯飲み屋。赤ヂョウチン。
(明鏡国語辞典)
あかちょうちん -チヤウ- 【赤提灯】
〔目につきやすいように店頭に赤い提灯をぶら下げることから〕「居酒屋」の俗称。あかぢょうちん。
(新明解国語辞典)
▷ 赤羽本(エイムック)
1. 〔提灯〕
a red paper lantern
2. 〔飲み屋〕
a cheap drinking place (with a red paper lantern hung outside as a sign)
(プログレッシブ和英中辞典)
あかちょうちん【赤提灯】
akachochin;
〘説明的に〙 an inexpensive bar-style Japanese restaurant with a red lantern hung from the eaves
・赤提灯で一杯やる
step in at an akachochin for a drink
(ジーニアス和英辞典)
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「なる」 の改まった言い方。 「あい」 は接頭語。 「いかが 相成り ましょうか」 「五万円に 相成り ます」 「いたくお世話に 相成り ました」 など、改まった場での物言いとなる。 (美しい日本語の辞典) ▷ 美しい日本語の辞典 「な...
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あたりきしゃりきくるまひき 「あたりまえ(当前)」をしゃれていう。近世以後、職人などが用いるぞんざいな語。「しゃりき」は「車力」、すなわち荷車ひきの意か。「りき」の音を繰り返して語呂(ごろ)をよくするために添えた語。 「あたりき、しゃりき、けつの穴ばりき」とも、「けつの穴...
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あしらう 「あしえらう」の変化した語。応対すること。 現在では、「冷たくあしらう」「鼻であしらう」などの言い方で、いいかげんに他を待遇するの意を表すことが多い。 また、景物、料理、装飾などで、物を取り合わせる、配合する意を表す。 多情多恨〔1896〕〈尾崎紅葉〉後...
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あこがれる もとは「あくがる」で、本来いるべき場所を離れてさまようことをいった。 転じて、心が対象にひかれてさまよい出て行くような感じ、すなわち、何かに心がひかれて思いこがれることをいうようになった。 「 あこがれ の的」といえば、理想として思いを寄せる対象のこと。 ...
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徒桜(あだざくら) はかなく散る桜。また、はかないもののたとえ。 親鸞聖人の歌とされる「あすありと 思ふ心の あだ桜(ざくら) 夜は嵐の 吹かぬものかは」が有名。 桜はあだな(かりそめではかない)もので今日咲いても明日はもう散っているかもしれない、という発想は古く、...