ある(生きている)という状態にまかせていること。あるにまかせてすること。生きているのに慣れて、なんとも思わないこと。いいかげんに過ごすこと。
「すさび」は、心のおもむくのにまかせること。
後藤宙外の同題の処女作(1895年発表)は、深刻小説の代表作の一つとして知られる。
・後藤 宙外:
ごとう ちゅうがい
(美しい日本語の辞典)
▷ いい加減くらいが丁度いい
【慣】 ありのすさび
(「すさび」は、心のおもむくのにまかせること)
ある(生きている)という状態にまかせていること。あるにまかせてすること。生きているのに慣れて、なんとも思わないこと。いいかげんに過ごすこと。
*古今六帖 (976-987頃) 五
「ある時は ありのすさひに語らはで 恋しきものと 別れてぞ知る」
・古今 和歌 六帖:
こきん わか ろくじょう
(精選版 日本国語大辞典)