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2020-04-05

「有無雲(ありなしぐも)」の意味

有無雲(ありなしぐも)

あるかないかわからないような、かすかな雲。

*夫木和歌抄〔1310 頃〕
「風にちる ありなし雲の 大空に ただよふほどや この世なるらん〈寂蓮〉」

・夫木 和歌抄:
ふぼく わかしょう

(美しい日本語の辞典)



くもとそらのえほん





ありなし-ぐも 【有無雲】

〘名〙 あるかないかわからないような、かすかな雲。

*長承三年中宮亮顕輔歌合(1134)
「うかれ行く ありなし雲も 晴れのきて かかる隈なき 秋の夜の月〈源仲正〉」

・長承:
ちょうしょう

・中宮亮 顕輔 歌合:
ちゅうぐうのすけ あきすけけ うたあわせ

・源 仲政:
みなもとの なかまさ

(精選版 日本国語大辞典)

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