都会風にすっきりと洗練されていること。洒脱(しゃだつ)でさっぱりした感じである。垢が抜ける。
技芸の拙劣未熟な状態を「垢」にたとえる記述は室町時代、世阿弥の能楽論書『風姿花伝』に見え、容姿、態度、趣味などの洗練された状態を「垢の抜けた」という句で表現したことが、すでに「日葡(にっぽ)辞書」に載せられている。
(美しい日本語の辞典)
▷ 今あるもので「あか抜けた」部屋になる。
あか-ぬ・ける 【垢抜ける】
(垢が抜けてさっぱりとしている意から)
気がきいている。素人臭くない。洒脱である。いきである。
誹風柳多留 (はいふうやなぎだる) (129)
「垢抜けた浅黄行水聞分ける」
「垢抜けた身なり」
(広辞苑)
あかぬけ
あか抜けのした
・polished/refined
・〔衣服等が粋な〕 stylish
・〔都会風な〕 urbane
・あか抜けのしない
unpolished/unrefined
・あか抜けした物腰
polished manners
・あか抜けした服装をしている
She is stylishly dressed.
(プログレッシブ和英中辞典)
あかぬける【垢抜ける】
・彼女の服装はあか抜けている。
[=洗練された服を来ている]
She is wearing refined [sophisticated, elegant] clothes.
・あの俳優の芸風はあか抜けている。
That actor has a refined performance style.
・髪を切ったので一段とあか抜けて見えるよ。
You look much more stylish since you cut your hair.
・あか抜けないデザイン
an unrefined design
(ジーニアス和英辞典)