〈季・春〉
万葉集[8C後]十八・四一三八
「やぶなみの 里に宿借り 波流佐米(はるさめ)に
こもりつつむと 妹に告げつや」
〈大伴家持〉
春雨(はるさあめ)
「はるさめ(春雨)」に同じ。
永長元年中宮権太夫能実歌合[1096]
「春さ雨に まかせしものを 小山田の 早苗とるべき ほどはきにけり」
(美しい日本語の辞典)
▷ ひかり味噌 世界のスープめぐり 春雨入り
はる-さめ 【春雨】
① 春降る雨。特に若芽の出る頃、静かに降る細かい雨。
〈季・春〉
万葉集(17)
「赤裳(あかも)の裾の 春雨に にほひひづちて」
② (その形状から名付けた)緑豆(りょくとう)またはジャガイモ・サツマイモの澱粉から作った透明・線状の食品。とうめん。
③ うた沢・端唄。二上りで、最も流行した曲の一つ。
(広辞苑)
はるさめ 【春雨】
① 〔春の雨〕
(a) spring rain
・丘が春雨に煙っていた
The hills looked hazy in the spring rain.
② 〔食品〕
gelatin noodles; (Japanese) vermicelli
(プログレッシブ和英中辞典)
はるさめ【春雨】
① [春の雨]
spring rain, spring shower [drizzle]
② [食物]
bean starch noodles
・春雨サラダ
bean starch noodle salad
(ジーニアス和英辞典)