秋に降る長雨。
八月末から十月初めごろの間に陰鬱な天気が続き、それにつれて降る弱い長雨。
《季・秋》
俳諧・蕪村句集〔1784〕秋
「秋雨や 水底の草を 踏みわたる」
(美しい日本語の辞典)
▷ 日本の絶景 秋冬編 2020
あき-さめ 【秋雨】
秋に降る雨。秋の雨。
特に9月から10月にかけての長雨にいう。
秋霖(しゅうりん)。秋黴入(あきついり)。
(広辞苑)
あきさめ【秋雨】
(an) autumn rain
【合成語】
秋雨前線
an autumnal rain front
(プログレッシブ和英中辞典)
あきさま【秋雨】
fall [autumn] rain
◆ 秋雨前線
fall [autumn] rain front
(ジーニアス和英辞典)
人気の投稿(全期間)
-
「なる」 の改まった言い方。 「あい」 は接頭語。 「いかが 相成り ましょうか」 「五万円に 相成り ます」 「いたくお世話に 相成り ました」 など、改まった場での物言いとなる。 (美しい日本語の辞典) ▷ 美しい日本語の辞典 「な...
-
あたりきしゃりきくるまひき 「あたりまえ(当前)」をしゃれていう。近世以後、職人などが用いるぞんざいな語。「しゃりき」は「車力」、すなわち荷車ひきの意か。「りき」の音を繰り返して語呂(ごろ)をよくするために添えた語。 「あたりき、しゃりき、けつの穴ばりき」とも、「けつの穴...
-
あしらう 「あしえらう」の変化した語。応対すること。 現在では、「冷たくあしらう」「鼻であしらう」などの言い方で、いいかげんに他を待遇するの意を表すことが多い。 また、景物、料理、装飾などで、物を取り合わせる、配合する意を表す。 多情多恨〔1896〕〈尾崎紅葉〉後...
-
あこがれる もとは「あくがる」で、本来いるべき場所を離れてさまようことをいった。 転じて、心が対象にひかれてさまよい出て行くような感じ、すなわち、何かに心がひかれて思いこがれることをいうようになった。 「 あこがれ の的」といえば、理想として思いを寄せる対象のこと。 ...
-
徒桜(あだざくら) はかなく散る桜。また、はかないもののたとえ。 親鸞聖人の歌とされる「あすありと 思ふ心の あだ桜(ざくら) 夜は嵐の 吹かぬものかは」が有名。 桜はあだな(かりそめではかない)もので今日咲いても明日はもう散っているかもしれない、という発想は古く、...