また、漢の成帝の宮女、 班婕妤(はんしょうよ)が君寵の衰えたわが身を秋の扇にたとえて詩を作った「文選 - 怨歌行」の故事から、男の愛を失った女のたとえにも使う。
(美しい日本語の辞典)
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あき-の-おうぎ【秋の扇】
(「秋扇(しゅうせん)」の訓読。班婕妤(はんしょうよ)が、寵(ちょう)を失った自分を秋冷(しゅうれい)になって捨てられた扇に比した故事から)
寵愛の衰えた女のたとえ。
団雪の扇。
壬二(みに)集
「秋の扇の名をば忘れじ」
(広辞苑)
あき-の-おうぎ【秋の扇】
男性から愛されなくなった女性。班女(はんじょ)が扇。秋扇(しゅうせん)。
[語源]
秋が来て不要になった扇の意で、漢の成帝の宮女班婕妤(はんしょうよ)が君寵(くんちょう)を失ったとき、わが身を秋には不要になる扇にたとえて詩を詠んだという故事による。
(明鏡国語辞典)