夏の太陽のぎらぎら輝く空。夏空。
《季・夏》
霊芝〔1937〕〈飯田蛇笏〉昭和一〇年
「わが浴(ゆあ)む たくましき身に 夏の空」
夏空(なつぞら)
「夏の空」に同じ。
《季・夏》
火垂るの墓〔1967〕〈野坂昭如〉
「夏空にキラキラと光り彼方とみるうち」
(美しい日本語の辞典)
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れい-し【霊芝】
1. マンネンタケ(万年茸)の漢名。瑞草(ずいそう)とされる。
西鶴諸国ばなし
「聖人の世に生える霊芝といふもの」
2. 霊妙な働きのあるきのこ。
(広辞苑)
いいだ-だこつ【飯田蛇笏】イヒ‥
(1885~1962)
俳人。本名、武治。山梨県生れ。早大中退。芭蕉に傾倒、高浜虚子の指導を受けた。
俳誌 「雲母」 を主宰、主情的で雄勁荘重な句風を樹立。句集「山廬集(さんろしゅう)」「霊芝」「山響集(こだましゅう)」など。
(広辞苑)
なつぞら【夏空】
・頭上には真っ青な夏空が広がっていた。
The deep blue summer sky spread out above us.
(オーレックス和英辞典)