夏雲(なつぐも)
夏空にたつ雲。夏の雲。積雲、積乱雲など。
《季・夏》
青猫〔1923〕〈萩原朔太郎〉さびしい青猫・さびしい来歴
「夏雲よ なんたるとりとめのない寂しさだらう」
夏の雲 (なつのくも)
「なつぐも (夏雲)」 に同じ。
《季・夏》
恋衣〔1905〕曙染〈与謝野晶子〉
「ここすぎて夕立はしる川むかひ柳千株(せんしゅ)に夏の雲のぼる」
(美しい日本語の辞典)
▷ 夏休みこどもとあそぼ!2019 首都圏版
なつ-ぐも【夏雲】
夏に立つ雲。夏の雲。入道雲・夕立雲・雷雲など。
(広辞苑)
なつぐも 【夏雲】
〔夏空の雲〕
summer clouds
〔積乱雲〕
a cumulonimbus
(プログレッシブ和英中辞典)
なつぐも【夏雲】
・山の上に夏雲が湧いている。
Summer clouds are gathering over the mountain.
(ジーニアス和英辞典)
人気の投稿(全期間)
-
「なる」 の改まった言い方。 「あい」 は接頭語。 「いかが 相成り ましょうか」 「五万円に 相成り ます」 「いたくお世話に 相成り ました」 など、改まった場での物言いとなる。 (美しい日本語の辞典) ▷ 美しい日本語の辞典 「な...
-
あたりきしゃりきくるまひき 「あたりまえ(当前)」をしゃれていう。近世以後、職人などが用いるぞんざいな語。「しゃりき」は「車力」、すなわち荷車ひきの意か。「りき」の音を繰り返して語呂(ごろ)をよくするために添えた語。 「あたりき、しゃりき、けつの穴ばりき」とも、「けつの穴...
-
あしらう 「あしえらう」の変化した語。応対すること。 現在では、「冷たくあしらう」「鼻であしらう」などの言い方で、いいかげんに他を待遇するの意を表すことが多い。 また、景物、料理、装飾などで、物を取り合わせる、配合する意を表す。 多情多恨〔1896〕〈尾崎紅葉〉後...
-
あこがれる もとは「あくがる」で、本来いるべき場所を離れてさまようことをいった。 転じて、心が対象にひかれてさまよい出て行くような感じ、すなわち、何かに心がひかれて思いこがれることをいうようになった。 「 あこがれ の的」といえば、理想として思いを寄せる対象のこと。 ...
-
徒桜(あだざくら) はかなく散る桜。また、はかないもののたとえ。 親鸞聖人の歌とされる「あすありと 思ふ心の あだ桜(ざくら) 夜は嵐の 吹かぬものかは」が有名。 桜はあだな(かりそめではかない)もので今日咲いても明日はもう散っているかもしれない、という発想は古く、...