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2014-05-18

「梓に上す」の意味

梓に上す(あずさにのぼす)

「梓に鏤(ちりば) む」「梓に刻む」ともいう。

書物を版木(はんぎ)に彫りつけること。本を発行する。上梓(じょうし)する。

昔、中国で、梓の木を版木に用いたところからきたことば。

「しにのぼす」とも読む。

(美しい日本語の辞典)



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[慣]梓に鏤(ちりば)める

[解]版木に彫りつけて、本を発行する。上梓する。梓(し)にちりばめる。

浮世草子、好色万金丹(まんきんたん)
「書林なにがし梓に鏤めむと望み」

(広辞苑)



あずさ【梓】アヅサ

〘名〙

(1) ヨグソミネバリの別称。深山に自生するカバノキ科の落葉高木。材は堅く弾力性がある。昔、これで弓(=あずさ弓)を作った。

(2) キササゲの別称。

(3) アカメガシワの別称。

(4) 版木。

「梓に上(のぼ)す(=上梓(じょうし)する)」

▼ 昔、中国で(2)の材を用いたことから。

(明鏡国語辞典)



あずさ【梓】

a catalpa (tree)

【合成語】
・梓弓
a catalpa bow

(プログレッシブ和英中辞典)

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