梓に上す(あずさにのぼす)
「梓に鏤(ちりば) む」「梓に刻む」ともいう。
書物を版木(はんぎ)に彫りつけること。本を発行する。上梓(じょうし)する。
昔、中国で、梓の木を版木に用いたところからきたことば。
「しにのぼす」とも読む。
(美しい日本語の辞典)
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[慣]梓に鏤(ちりば)める
[解]版木に彫りつけて、本を発行する。上梓する。梓(し)にちりばめる。
浮世草子、好色万金丹(まんきんたん)
「書林なにがし梓に鏤めむと望み」
(広辞苑)
あずさ【梓】アヅサ
〘名〙
(1) ヨグソミネバリの別称。深山に自生するカバノキ科の落葉高木。材は堅く弾力性がある。昔、これで弓(=あずさ弓)を作った。
(2) キササゲの別称。
(3) アカメガシワの別称。
(4) 版木。
「梓に上(のぼ)す(=上梓(じょうし)する)」
▼ 昔、中国で(2)の材を用いたことから。
(明鏡国語辞典)
あずさ【梓】
a catalpa (tree)
【合成語】
・梓弓
a catalpa bow
(プログレッシブ和英中辞典)
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