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2014-05-29

「あたら」の意味

あたら

すぐれたもの、りっぱなもの、価値あるものに対して、それが失われたり、欠けたり、無視されたりして、むなしく終わってしまうのは残念だという感情を表す。

体言のすぐ前に置かれ、連体詞のようなはたらきをもつ一方、独立語としての性格も強い。

あたら花を散らす」といえば、惜しまれる人が若死にしたのにいう。

(美しい日本語の辞典)



企画展だけじゃもったいない 日本の美術館めぐり





あたら【可惜】

〘副〙

(アタラシの語幹。感動詞的に独立して、また連体詞的に名詞に冠して用いる)

惜しくも。もったいないことに。惜しむべき。あったら。

源氏物語(若菜下)
あたら人の文をこそ思ひやりなく書きけれ」

あたら若い命を捨てた」

可惜身命 / 可惜身 / 可惜物 / 可惜

(広辞苑)



あたら【〈可惜〉・惜】

一 〘副〙

価値あるものが有効に働かないことが惜しまれるさま。惜しいことに。あったら。

あたら若い命を散らす」


二 〘連体〙

〔古〕惜しむべき。もったいない。

可惜夜・可惜物」

◆ 文語形容詞「可惜(あたら)し(=おしい、すばらしい)」の語幹から。

(明鏡国語辞典)



あたら【可惜】

〔惜しい〕

・あたら20歳の命を戦争で失った
Regrettably [((文)) Alas], he lost his life at twenty in the war.

・あたら青春を棒に振ってしまった
He wasted the irreplaceable days of his youth.

・あたら好機を逸した
I missed a precious [once-in-a-lifetime] opportunity.

(プログレッシブ和英中辞典)

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