朝、まだ夜が明けきらない時。早朝。
「まだき」はその時間にはまだ早いの意。
拾遺和歌集〔1005~07 頃か〕春・二九
「あさまだき おきてぞ見つる 梅の花 夜のまの風の 後めたさに〈元良親王(もとよししんのう)〉」
(美しい日本語の辞典)
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あさ-まだき【朝まだき】
夜の明けきらぬ頃。早朝。
拾遺和歌集(春)
「朝まだき 起きてぞ見つる 梅の花」
(広辞苑)
あさ-まだき【朝まだき】
〘名〙
〔雅〕夜が明けきらずに、薄暗いころ。早朝。
「朝まだきに道行く人とてない」
▼ 副詞的にも使う。
(明鏡国語辞典)
あさ-まだき【朝まだき】
〔「まだき」は、まだその時期にはなっていない意〕
まだ夜の明けきらないころ。朝早く。
〔拾遺〕秋
「あさまだき あらしの山の 寒ければ 紅葉(もみぢ)の錦(にしき) 着ぬ人ぞなき」
[訳]
朝早く、嵐山(あらしやま)のあたりは寒いので、山から吹きおろす風で散りこぼれた紅葉を錦の衣として着ない人はいない。
(全訳古語辞典)
あさまだき【朝まだき】
before the day has fully dawned
(新和英大辞典)