夜がほのぼのと明けはじめる頃。暁の終わり頃で、朝ぼらけに先立つ時間をさすという。また、新しい時代や新しい芸術運動などが始まること。
枕草子〔10C終〕一・春はあけぼの
「春はあけぼの。やうやうしろくなり行く、山ぎは少しあかりて」
(美しい日本語の辞典)
▷ まんがで読む枕草子
あけ-ぼの【曙】
夜明けの空が明るんできた時。夜がほのぼのと明け始める頃。あさぼらけ
枕草子(1)
「春はあけぼの」
曙色 / 曙杉 / 曙草 / 曙染
(広辞苑)
あけ-ぼの【曙】
〘名〙
1. 〔雅〕夜がほのぼのと明け始めるころ。明け方。朝ぼらけ。しののめ。
「あけぼのの空」
「あけぼの色」
「明け仄(ぼの)」の意で、本来は暁(あかつき)の終わりごろをいう。
2. 物事が新しく始まろうとする時。
「古代文明のあけぼの」
(明鏡国語辞典)
あけぼの 【曙】
1. 〔明け方〕
daybreak; dawn
2. 〔新しく始まること〕
the beginning; the dawn
・文明の曙はナイル川に始まった
The dawn of civilization occurred in the Nile Delta.
(プログレッシブ和英中辞典)
▷ シヴィライゼーション VI 文明の興亡[拡張パック]
あけぼの【曙】
①〚明け方〛
(a) dawn, daybreak
②〚始まり〛
the dawn, the beggining
● 文明のあけぼの
the dawn of civilization
(ウィズダム和英辞典)