〘他ラ五(四)〙
1. (古くは「あやとる」)巧みに操作する。あやつる。
*中華若木詩抄(1520頃)中
「弄すると云は、機をあや取るやうな心ぞ」
・中華若木詩抄:
ちゅうかじゃくぼくししょう
2. たすきなどを十文字に結ぶ。
*浄瑠璃・伽羅先代萩(1785)道行
「操どるごとき細道を、分つつ来つつ、行がてに」
・伽羅先代萩:
めいぼくせんだいはぎ
3. (模様、文章などを)美しく飾る。美しくいろどる。〔日葡辞書(1603-04)〕
(精選版 日本国語大辞典)
▷ 刺繍でいろどる女の子の服
あや-ど・る【綾取る】
〘他五〙
1. 巧みに扱う。あやつる。
2. (文章などを)飾る。日葡辞書「ブンシャウヲアヤドル」
3. (たすきなどを)十字に結ぶ。
(広辞苑)
あやどる【綾取る】
〔文章を飾る〕
decorate; ornament; make ornate.
・華麗にあやどられた文章
an elegantly 「decorated [embellished] sentence [passage, text]
(新和英大辞典)