天空。あまつみそら。
*万葉(8C後)五・八九四
「天地(あめつち)の 大御神たち 大和の 大国霊(おほくにみたま) ひさかたの 阿麻能見虚(アマノみそら)ゆ 天翔(あまかけ)り 見渡し給ひ」
(精選版 日本国語大辞典)
▷ 天空の地図 人類は頭上の世界をどう描いてきたのか
あま-の-みそら【天の御空】
→あまつみそら。
「ひさかたの(=枕詞) 天の御空ゆ 天(あま)がけり」
(旺文社古語辞典)
あま-つ-みそら【天つ御空】(名)
〔「み」は美称〕
空。天空。=天つ空・天の御空。
「ひさかたの(=枕詞) 天つ御空に 照る月の 失(う)せなむ日こそ わが恋止(や)まめ」〈万・12・3004〉
(旺文社古語辞典)