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2018-05-30

「東風(あゆ)」の意味

あゆ【東風】

〘名〙 東の風。あゆのかぜ。とうふう。こち。

*万葉(8C後)一八・四〇九三
「英遠(あを)の浦に 寄する白波 いや増しに 立ち重(し)き寄せ来(く) 安由(あゆ)をいたみかも」

(精選版 日本国語大辞典)



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あゆ【東風】

(アイとも)東のかぜ。あゆのかぜ。

万葉集(18)
「寄する白波いや増しに立ちしき寄せ来(く)あゆをいたみかも」

(広辞苑)



あゆ【東風】

(名)東の風。「あゆの風」とも。

[万葉]19・4213
東風をいたみ なごの浦みに 寄する波 いや千重(ちへ)しきに 恋ひ渡るかも」

[訳]東の風がひどく吹くので、なごの浦辺に寄せる波のように、いよいよ幾重にもしきりに恋し続けることよ。(第三句までは、「いや千重しきに」を導きだす序詞)

(旺文社全訳古語辞典)

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