教えを受けた人が教えた人より優れること。
弟子が師より優っていること。
青色の染料は藍(あい)から取るが、原料の藍よりも青いの意から。
「筍子・勧学」の「学は以て已(や)むべからず。青は藍より出でて藍より青く、冰(こおり)は水これを為して、水より寒(つめた)し」から出たことば。
出藍(しゅつらん)の誉れ。
(美しい日本語の辞典)
▷ 成人発達理論による能力の成長
[筍子(勧学)](青色の染料は藍の葉から取るが、元の色よりも美しくなることから。荀子では、学問・努力によって天性以上の人になるというたとえに使う)
弟子が先生よりすぐれることにいう。
出藍の誉れ。
対句に「氷は水より出でて水よりも寒し」がある。
(広辞苑)
◆青は藍(あい)より出(い)でて藍より青し
弟子が先生の学識や技量を越えること。出藍(しゅつらん)の誉れ。
▶ 荀子(じゅんし)のことばで、本来は学問や努力によってもって生まれた本性を越えることができる意。
(明鏡国語辞典)
Some pupils surpass their teachers [masters].
He excels [outshines] his teachers.
(プログレッシブ和英中辞典)
しゅつらんのほまれ【出藍の誉れ】
・出藍の誉れがある
be reputed as 「exelling [outstanding, outdistancing, surpassing, eclipsing] one's 「master [teacher] 《at [in] 》
・まさに出藍の誉れありというべきだ。
This is an instance of a pupil outstripping the teacher.
(新和英大辞典)
◆ 出藍のほまれ
● 出藍のほまれである
be superior to [〘やや書〙 excel, 〘書〙 surpass] one's teacher 〘in achievement〙
(ウィズダム和英辞典)
人気の投稿(全期間)
-
「なる」 の改まった言い方。 「あい」 は接頭語。 「いかが 相成り ましょうか」 「五万円に 相成り ます」 「いたくお世話に 相成り ました」 など、改まった場での物言いとなる。 (美しい日本語の辞典) ▷ 美しい日本語の辞典 「な...
-
あたりきしゃりきくるまひき 「あたりまえ(当前)」をしゃれていう。近世以後、職人などが用いるぞんざいな語。「しゃりき」は「車力」、すなわち荷車ひきの意か。「りき」の音を繰り返して語呂(ごろ)をよくするために添えた語。 「あたりき、しゃりき、けつの穴ばりき」とも、「けつの穴...
-
あしらう 「あしえらう」の変化した語。応対すること。 現在では、「冷たくあしらう」「鼻であしらう」などの言い方で、いいかげんに他を待遇するの意を表すことが多い。 また、景物、料理、装飾などで、物を取り合わせる、配合する意を表す。 多情多恨〔1896〕〈尾崎紅葉〉後...
-
あこがれる もとは「あくがる」で、本来いるべき場所を離れてさまようことをいった。 転じて、心が対象にひかれてさまよい出て行くような感じ、すなわち、何かに心がひかれて思いこがれることをいうようになった。 「 あこがれ の的」といえば、理想として思いを寄せる対象のこと。 ...
-
徒桜(あだざくら) はかなく散る桜。また、はかないもののたとえ。 親鸞聖人の歌とされる「あすありと 思ふ心の あだ桜(ざくら) 夜は嵐の 吹かぬものかは」が有名。 桜はあだな(かりそめではかない)もので今日咲いても明日はもう散っているかもしれない、という発想は古く、...