青みを帯びた灰色の雲。
万葉集[8C後]ニ・一六一
「北山に たなびく雲の 青雲の 星離れゆき 月を離れて 〈持統天皇〉」
「青雲の」は枕詞。
雲の色から「白」にかかり、雲が出るの意で「出づ」、あるいは青空を待ち望む意で「出でこ」にかかる。
(美しい日本語の辞典)
▷ まんが道 青雲編 6
淡青色や淡灰色の雲。
一説に、青空を雲に見たてて言う語。
万葉集 十六
「青雲の たなびく日すら こさめそほ零(ふ)る」
(広辞苑)
あお-くも アヲ‥ 【青雲】
〘名〙
(後世は「あおぐも」とも)
青みを帯びた灰色の雲。一説に、晴れて雲もなく、青々とした空。青空。
*万葉(8C後)二・一六一
「北山に たなびく雲の 青雲(あをくも)の 星離れゆき 月を離れて」
(精選版 日本国語大辞典)
あおくも-の アヲクモ‥ 【青雲の】
[枕]
雲の色から「白」にかかり、また、雲が出るの意で「出(い)づ」、あるいは、青空を待ち望む意で「出でこ」にかかる。
*古事記(712)中
「浪速(なみはや)の渡りを経て、青雲之(あをくもの)白肩(しらかた)の津に泊(は)てたまひき」
(精選版 日本国語大辞典)