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2012-01-05

「青北(あおきた)」の意味

主として西日本でいう。

初秋から仲秋にかけて涼気を送ってくる風。

これが吹くと夏が去り、海も空も青むとされる。

青げたならい。

雁渡(かりわたし)。

〈季・秋〉

(美しい日本語の辞典)



雁渡し - 藍染袴お匙帖





かり-わたし【雁渡】

〘名〙

初秋に吹く北風。青北(あおきた)。《季・秋》

*大乗院寺社雑事記 - 文明五年(1473)六月一七日
「秋風をは、野分ともかりわたしとも云也」

・大乗院 寺社 雑事記:
だいじょういん じしゃ ぞうじき

・野分:
のわき、のわけ

*俳諧・新季寄(1802)八月
雁わたし 秋の北風を云」

・季寄:
きよせ

(精選版 日本国語大辞典)

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