古典などに見られる通い婚の習俗では、男が女のもとから帰らねばならないのがこの時間帯で、「あかつきの別れ」という言い方もできた。
現在では、明け方のやや明るくなった時分をいう。
また、物事が実現したその時という意味でも使う。
(美しい日本語の辞典)
▷ 毎日4分で超快適! 超ラジオ体操
[アカトキ(明時)の転]
1. 夜を3つに分けた第3番目。宵・夜中に続く。
現在では、やや明るくなってからを指すが、古くは、暗いうち、夜が明けようとする時。よあけ。あけがた。
古今和歌集(恋)
「有明の つれなく見えし 別れより 暁ばかり 憂きものはなし」
源氏物語(明石)
「たち給う暁は夜深く出で給ひて」
「暁の光」
2. ある事柄が実現したその時。
「成功の暁には」
(広辞苑)
1 〔夜明〕 dawn; daybreak
・暁に
at dawn [daybreak]; at break of day
・暁の空
the sky at dawn
2. 〔物事が実現するその時〕
・その仕事の完成の暁には彼の名が高まるだろう。
When the work is competed he will become famous.
(プログレッシブ和英中辞典)
あかつき【暁】
①[夜明け]
dawn, daybreak
・バラ色に染まる暁の空
[=夜明けのバラ色の空]
the rosy sky at dawn
・暁にニワトリが鳴くのを聞く
hear a rooster crow at dawn [daybreak]
②[・・・した時]
・私が知事に当選したあかつきには、そのダムの建設を中止します。
If I am elected governor, I will stop the construction of the dam.
・成功したあかつきには、お礼は十分にさせてもらいます。
If we succeed, we will pay you handsomely.
(ジーニアス和英辞典)