他人によい感じを与えるような態度、かわいらしい顔つき、やさしいもの言い、対応の仕方などをいう。
また、他人の機嫌を取るような、ちょっとした態度やもの言い、お世辞の意味もある。
「愛想笑い」はお世辞笑いのこと。
「愛想が尽きる」「愛想を尽かす」「愛想も小想(こそ)も尽き果てる」という言い方で、すっかり嫌になる、見限るという意味で使われる。
他人に対する親しみの気持ちは具体的な物品となり、「おあいそ」の形で他に対する茶菓などのもてなしや心付けなど気をきかして与える金品もいう。
「おあいそ」といえば、飲食店などで客に請求する勘定やその勘定書の意味でも使われるが、これはもともと関西の言葉「あいそづかし」の略で、これを見ると愛想が尽きることからだという。
(美しい日本語の辞典)
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お客様を惹きつける気づかいの習慣36
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(アイソウの約)
1. 人に接して示す好意や愛らしさ、人あしらいのよさ。
「愛想がいい」「愛想が悪い」
2. (多く 「お~」 の形で)好意のあらわれとしての茶菓などのもてなし。また、おせじ。
「何のおあいそもございませんで」「おあいそを言う」
3. (普通「お~」の形で)飲食店などの勘定。勘定書。
(広辞苑)
あいそ【愛想】
・
愛想のよい[悪い]店員
「a
friendly [an
unfriendly] salesclerk
・彼女は
愛想がいい。
She is
amiable [
friendly].
・彼は
愛想は悪いが根はいい人だよ。
He is
not sociable, but he is a good person at heart.
・来客に
愛想よく対応する
entertain a guest
warmly
・彼女に
お愛想を言う
say nice things to her
・怠け者の夫
に愛想を尽かす
[=飽き飽きする]
get fed up with one's lazy husband;
[=我慢するのをやめる]
stop putting up with one's lazy husband
・彼女
には愛想が尽きた。
I'
m utterly disappointed in her.
・
愛想笑いをする
make a fake smile;
force onself
to smile
(ジーニアス和英辞典)