日本沿海に、4月から8月にかけて吹く、夏のそよ風のことをいう。
(美しい日本語の辞典)
▷ るるぶ福井 越前 若狭 恐竜博物館
あい-の-かぜ【あいの風】
〘名〙
[1]
東風のこと。おもに、越(こし)地方(現在の福井県から新潟県に至る)で言った。あゆのかぜ。《季・夏》
*催馬楽(7C後-8C)道の口
「道の口 武生(たけふ)の国府(こふ)に 我はありと 親に申したべ 心安比乃加世(アヒノカゼ)や さきむだちや」
・催馬楽:
さいばら
[2]
東西と南北の二つの基本方位の間から吹いてくる風。〔日葡辞書(1603-04)〕
[3]
北西風。
*和訓栞(1777-1862)
「あゆのかぜ 〈略〉 今越前にて戌亥の風をあひの風といふとそ」
・和訓栞:
わくんのしおり
・戌亥:
いぬい(北西)
(精選版 日本国語大辞典)
あいのかぜ【あいの風】
夏の穏やかな北風をいい、日本海沿岸地方で広く用いられる言葉。
(百科事典マイペディア)
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