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2011-10-01

「阿吽の呼吸(あうんのこきゅう)」の意味

「阿吽」は密教の言語観で、初めと終わりの意味。

「阿」は悉曇(しったん)十二母音の最初の音で開口音を、「吽」は最後の閉口音をいう。

寺院山門の仁王や狛犬などの一対に見られる、一方を口を開き、一方は口を閉じている相はそれを現したもの。

「阿吽の呼吸」は吐く息と吸う息、呼吸の出入りのことで、相撲の仕切りなど、二人以上が一緒にある物事をするときの、相手の微妙な調子、気持ち、またそれがぴったりと一致することをいう。

(美しい日本語の辞典) 



ともに一つの事をするときなどの相互の微妙な調子や気持ち。とくに、それが一致することをいう。

(広辞苑)



阿吽の呼吸

口を開いて息を出す「阿」、息を吸って口を閉じる「吽」から、気息の出入りを「阿吽」という。

相撲の立ち会いは、吐く息・吸う息・止まる息といって、息を吐いたあと、七、八分ほど吸込んで止め、その一瞬に立つものとされているが、立ち会いで呼吸を合わせることを「阿吽の呼吸」という。

(ブリタニカ国際大百科事典)



大相撲の解剖図鑑





・両者の阿吽の呼吸が合っている。
They are on the same wavelength. / Their minds  work the same way [run in the same channels].

・阿吽の呼吸で答えた。
He responded immediately [without hesitation] (as if he had anticipated my question).

(プログレッシブ和英中辞典)



あうん【阿吽】

◆ あうんの呼吸(絶妙のタイミング)
perfect timing in a collaboration

・空中ブランコのチームはあうんの呼吸が必要だ。
A flying trapeze team needs to be on the same wavelength.

(ウィズダム和英辞典)

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