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2011-09-15

「相合傘(あいあいがさ)」の意味

一本の傘を二人でさすこと。

多くは、男女の仲が親密であることをいう。また、その姿から、傘の略画の左右に男女の名前を並べて、恋仲の男女を冷やかす落書き。

かつては最も多い落書きの一つで、自分で好きな異性の名前と自分の名前を書く者もいた。

すみだ川[1909](永井荷風)ニ
「皆(みん)なから近所の板塀や土蔵の壁に相々傘をかかれて囃(はや)された」

(美しい日本語の辞典)



男はつらいよ 寅次郎相合い傘 4Kデジタル修復版





あいあい-がさ【相合傘】アヒアヒ‥

1本の傘を男女二人でさすこと。

また、異性との親密さの象徴として、落書きで傘の柄の両側に男女の名を書いたもの。

あいがさ。

(広辞苑)



相合傘で行く
go together under one umbrella

相合傘の二人が行く
There goes a couple sharing one umbrella.

(プログレッシブ和英中辞典)



あいあいがさ【相合い傘】

・彼らは相合い傘を書いて2人をひやかした。
They teased the couple by drawing a picture of their names sharing an umbrella.

・娘は男の子と相合い傘で帰って来た。
My daughter came home under one umbrella with a boy.

[関連]
(1) share an umbrella, under one umbrella には「男女の親密さ」を象徴する含意はない。

(2) 英米の落書きには相合い傘に近いものがあるが、これはからかいよりも愛の宣言であることが多い。

(ジーニアス和英辞典)

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