自分の意志や面目などをどこまでも守り通そうとする気持。このことばが変化して「意気地(いくじ)」ができた。
*浮世草子・好色訓蒙図彙 〔1686〕 上・人倫
「衆生にえんうすき御かたは、あげせんもさだまらず、はりもいきぢもさたなし」
・好色 訓蒙 図彙:
こうしょく きんもう ずい
・人倫:
じんりん
・衆生:
しゅじょう
(美しい日本語の辞典)
▷ 江戸のイラスト辞典 訓蒙図彙
いき-じ 【意気地】 ‥ヂ
事を貫徹しようとする気力。他にはりあって、自分の思うことを立て通そうとする気性。いじ。いくじ。いきはり。
(広辞苑)
いきじ 【意気地】
pride; pushiness (out of pride); insistence 《on one's own view》; willfulness.
・男の意気地
one's pride as a man; a man's pride
・私にも男の意気地がある。
I also have my pride as a man.
・意気地を通す
stick to one's views (out of pride)
(新和英大辞典)