春先などに降る消えやすい雪。春の雪。
《季・春》
*俳諧・続猿蓑 〔1698〕 春
「淡雪や 雨に追るる はるの笠 〈風麦〉」
(美しい日本語の辞典)
・続 猿蓑:
ぞく さるみの
・小川 風麦:
おがわ ふうばく
▷ 白鶴 淡雪スパークリング
あわ-ゆき アハ‥ 【淡雪】
〘名〙
[1] 春先などに降る消えやすい雪。春の雪。《季・春》
*古今 (905-914) 恋一・五四九
「あはゆきの たまればかてに くだけつつ わが物思ひの しげきころかな 〈よみ人しらず〉」
*新古今 (1205) 春上・一〇
「春日野の 下萌えわたる 草の上に つれなく見ゆる 春のあはゆき 〈源国信〉」
[2] あわゆき(泡雪)
(精選版 日本国語大辞典)
・源 国信:
みなもとの くにざね
あわゆき アハ- 【淡雪】
うすく降りつもった雪。
(新明解国語辞典)
あわゆき 【淡雪】
ぼたん雪、綿雪とも。
積もっても、はかなく消えていく春の雪。
気温が低いときに降る雪はさらさらしているが、気温が比較的高いと、雪の結晶どうしが幾つも結び付いて雪片となって降り、淡雪となる。
(百科事典マイペディア)
・雪片: せっぺん
あわゆき 【泡雪、淡雪】
① 泡のように消えやすい雪
a light snow
② 卵白で作る和菓子
awayuki: (説明的に) Japanese sweet jelly made of beaten egg white.
(ウィズダム和英辞典)