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2020-05-31

「沫雪・泡雪(あわゆき)」の意味

沫雪(あわゆき)・泡雪

泡のように溶けやすいやわらかな雪。

*万葉集 〔8C 後〕 八・一四二〇
沫雪かは だれに降ると 見るまでに 流らへ散るは 何の花そも 〈駿河采女〉」

(補注)
沫雪がやわらかいところから「あわゆきの」のかたちで、「若(わか)やる」に、また、消えやすいところから「消(け)ぬ」にかかる枕詞として用いる。

・駿河 采女:
するがの うねめ

(美しい日本語の辞典)



白鶴 淡雪スパークリング





あわ-ゆき 【泡雪・沫雪】

① 泡のように溶けやすい雪。

万葉集 (8)
「-かはだれに降ると見るまでに」

② ナシの一品種。果実は黄褐色滑沢。水気が多く、甘くて佳香がある。

・滑沢: かったく
・佳香: かこう

③ 淡雪羹(あわゆきかん)の略。

④ 沫雪豆腐(あわゆきどうふ)の略。

(広辞苑)



あわゆき 【淡雪・泡雪】

light snow;
a 「slight [light] snowfall.

・春の淡雪
a light spring snowfall

・淡雪が降った。
There was a light fall of snow.

・淡雪のごとく消える
vanish [melt away] like light snow

(新和英大辞典)

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