とんだ恥さらし。いい迷惑。かさねがさねわりの悪い目にあって、ばかばかしいくらいだ。
他人の不幸やしくじりを冷たく批評し、また自分が他から受けた損失について自嘲していう。
(美しい日本語の辞典)
▷ 面の皮をはげ
いい-つらのかわ ‥ツラノカハ【好面皮】
〘連語〙
(他人の不幸やしくじりを冷たく批評し、また自分が他から受けた損失について自嘲していう)
とんだ恥さらし。いい迷惑。かさねがさねわりの悪い目にあって、ばかばかしいくらいだ。
*雑俳・柳多留 - 一三八 (1835)
「いい面(ツラ)のかわ だと早太思へども」
・雑俳:
ざっぱい
・柳多留:
やなぎだる
(精選版 日本国語大辞典)
いい-つらのかわ【好い面の皮】‥カハ
(自分や他人の失敗・不幸を嘲笑的にいう時のことば)
とんだ恥さらし。わりの悪い目にあったこと。
人情本、春色辰巳園
「手めへの自由をされたら いい面の皮 だ」
・人情本:
にんじょうぼん
・春色 辰巳 園:
しゅんしょく たつみ の その
(広辞苑)
いい-つらの-かわ【好い面の皮】-カハ
〘連語〙
体面を汚されたのによく耐えたとして、不名誉な立場や役回りを皮肉に言う語。とんだ恥さらし。
「だしにされて 好い面の皮 だ」
(明鏡国語辞典)