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2018-04-13

「天津少女(あまつおとめ)」の意味

[慣]あまつ少女(おとめ)

1. 天上に住むと考えられる少女。てんにん。てんにょ。あまおとめ。あまびと。あめびと。

*有明の別 (12C後) 三
「七人の一人のあまつをとめ、花のかづらひとふさをつみ折りて」


2. (天女のように、美しく舞うところから) 五節(ごせち)の舞姫のこと。

*後撰 (951-952頃) 雑一・一一〇一
「悔しくぞ あまつをとめとなりにける 雲地尋ぬる 人も無き世に〈藤原滋包女〉」

(精選版 日本国語大辞典)



ちょっとどんぶり 天津飯





あまつ-おとめ【天つ少女】‥ヲトメ

① 天上に住むという少女。天女。天人。

新古今和歌集 (雑)
「ひさかたの あまつおとめが 夏衣」


②五節(ごせち)の舞姫。

夫木和歌集 (18)
「曇なき 豊のあかりに見つるかな あまつおとめの舞の姿を」

(広辞苑)



あまつ-おとめ【天津乙女】‥ヲトメ

女優。本名、鳥居栄子。東京生れ。宝塚歌劇団に40余年在籍。日舞を得意とした。(1905〜1980)

(広辞苑)

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