漁火(いさりび)
夜、魚を漁船の方へ誘い集めるために燃やすたいまつ、かがり火の類。今日では集魚灯など電気照明に変わってしまった。
*万葉集〔8C後〕一二・三一六九
「能登の海に 釣する海人(あま)の 射去火(いざりひ)の 光にいませ 月待ちがてり〈作者未詳〉」
(美しい日本語の辞典)
▷ なとり 技の逸品 さきいか漁火
いさり-び【漁火】
(古くはイザリヒ・イザリビ)
魚を漁船の方へ誘い寄せるために焚く火。
万葉集(12)
「釣する海人(あま)の 射去火(いざりひ)の」
(広辞苑)
▷ 漁り火 - 藍染袴お匙帖
いさり-び【漁火】
〘名〙
夜、魚を誘い寄せるために船でたく火。
▶「いさり」は「いさる(=漁をする)」の連用形から。
(明鏡国語辞典)
▷ 漁火 二カ国語版
いさりび【漁り火】
a 「fire [lamp] lit on fishing boat (to lure fish)
・沖に連なる漁り火が美しい。
The fishing lamps strung out across the bay look beautiful.
・今は電灯だが、昔は漁り火を焚いて漁をしたものだ。
Now they use electric lamps, but they used to light fires (to attract the fish) when they went fishing.
(新和英大辞典)
いさりび【漁り火】
a fishing fire;
a fire for luring fish (on a fishing boat)
(ウィズダム和英辞典)
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