いけずうずうしい
小憎らしいほどずうずうしい。いやになるほど厚かましい。
*卒塔婆小町〔1952〕〈三島由紀夫〉
「五組の前後をいけ図々しくひろひつつ、中央のベンチに近づき」
・卒都婆 小町:
そとば こまち
▷ 『近代能楽集』ノ内「卒塔婆小町」
(美しい日本語の辞典)
いけ-ずうずうし・い ‥ヅウヅウシイ 【-図図】
〘形ロ〙 (「いけ」は接頭語)
小憎らしいほどずうずうしい。いやになるほど厚かましい。
*洒落本・廓節要(1799)
「源八どんは、モウうんざりしィす。いけずふずふしひッちやァおっせん」
・洒落本:
しゃれぼん
・廓 節要:
くるわ せつよう
▷ 廓節要(国立図書館コレクション)
(精選版 日本国語大辞典)
いけずうずうしい【いけ図々しい】
➞ ずうずうしい
ずうずうしい
impudent; forward; audacious; brazen; haveing a (lot of) nerve; unblushing; shameless; lost to (the sense of) shame; flip(pant)
・なんてずうずうしいやつだ。
What nerve [What cheek] she's got!
・ずうずうしいことを言うな。
Don't talk so 「fresh [impudently, cheekly].
・あいつはどこまでずうずうしいのだろう[ずうずうしいにもほどがある]。
Of all the verve! / He's shameless!
(新和英大辞典)
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