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2020-08-09

「家風(いえかぜ)」の意味

家風(いえかぜ)

自分の家の方から吹いて来る風。

(美しい日本語の辞典)



いえ-かぜ イヘ‥ 【家風】

〘名〙

[1] 自分の家の方から吹いて来る風。

*万葉 (8C後) 二〇・四三五三
伊倍加是(イヘカゼ)は 日に日に吹けど 我妹子(わぎもこ)が 家言(いへごと)持ちて くる人も無し」

万葉集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典



[2] (「かふう」の訓読み)
家の伝統。家の風。また、家の威風。

*浮世草子・武家義理物語 (1688) 三
「隼人(はやと)が 家風(イヘかぜ) をふかせける」

武家義理物語



(精選版 日本国語大辞典)



いえ-かぜ 【家風】 イヘ‥

① 故郷の家の方から吹いて来る風。
万葉集(20)「家風 は日に日に吹けど」

② (家風(かふう)の訓読)→「いえのかぜ」に同じ。

いえ-の-かぜ 【家の風】 イヘ‥
(「家風(かふう)」の訓読)
家に代々伝えられたならわし、または業。
拾遺和歌集(雑)「家風 をも吹かせてしがな」

(広辞苑)

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