親同士の意見で、幼い時から婚約している男女。また、夫あるいは妻になると決まった人。婚約者。フィアンセ。
「いいなずけは国を隔てても悋気(りんき)する」とは、許嫁は相手を将来の配偶者だと思っているから、遠い他国にいる相手にも嫉妬するものだの意。
*俳諧・鷹筑波 〔1638〕 二
「をし鴨の めをとや池の いひ名付 〈久重〉」
・ 鷹筑波:
たかつくば
(美しい日本語の辞典)
▷ 俳諧の詩学
いい-なずけ 【許嫁】 イヒナヅケ
(「言い名付け」の意)
双方の親の合意で幼少の時から婚約を結んでおくこと。また、その当人同士。広く婚約者をもいう。
(広辞苑)
いいなずけ 【許婚、許嫁】
〘幼い時から親同士が決めた婚約者〙
the man and woman whose parets on both sides have chosen for marriage since their childhood;
〘男性の婚約者〙
fiancé;
〘女性の婚約者〙
fiancée
・彼にはいいなずけがいる。
He has a fiancée.
・彼女は親が決めたいいなずけと結婚した。
She got married to a man her parents had chosen for her.
(ジーニアス和英辞典)
いいなずけ 【許婚】
(男性) one's fiancé;
(女性) one's fiancée.
これらの語には「親の定めた相手」の意はない。
(ウィズダム和英辞典)
いいなずけ 【許婚】
(男) one's fiancé;
(女) one's fiancée
・彼女にはもういいなずけがいるんだそうだ。
I hear she is already engaged (to somebody).
(オーレックス和英辞典)