亜流(ありゅう)
第一流の人に追随する二流の人。
他のまねをするだけで、独創的でなく、劣っていること。また、その人。
追随者。未流。エピゴーネン(ドイツ語: Epigonen)。
「亜」は「次(つぐ)」、第二位の意。
*北村透谷〔1934〕〈唐木順三〉
「封建的伝統の個人への圧迫、封建的戯作者的文学の亜流、それが若い透谷の眼にありありとうつった」
・北村 透谷:
きたむら とうこく
・唐木 順三:
からき じゅんぞう
(美しい日本語の辞典)
▷ 超二流 - 天才に勝つ一芸の究め方
あ-りゅう 【亜流】 ‥リウ
(「流れを亜(つ)ぐ」意)
① 同じ流れを継ぐ人。同類。
② 第一流の人に追随し、ただそれを真似するだけで独創性がなく、劣っていること。また、その人。エピゴーネン。
(広辞苑)
ありゅう -リウ 【亜流】
背伸びして第一流のまねをしようとしているもの。「エピゴーネン」とも。
(新明解国語辞典)
ありゅう 【亜流】
〔追随者〕
an (inferior) imitator; an epigon(e) ;
〔同じ流派を継ぐ者〕
a follower; an epigon(e)
・彼はセザンヌの亜流にすぎない。
He is nothing but an unskillful imitator of Cézanne.
(新和英大辞典)
ありゅう 【亜流】
〘模倣する人〙 imitator;
〘追随する人〙 follower
・その画家はルノワールの亜流にすぎなかった。
The painter was nothing but 「an imitator [a follower] of Renoir.
(ジーニアス和英辞典)
ありゅう 【亜流】
〘堅〙
epigone;
(模倣者)
(unskillful) imitator;
(追随者)
a mediocre-talented follower
・その画家はピカソの亜流にすぎない。
The painter is only 「a poor second [〘堅〙 an epigone] of Picasso.
(オーレックス和英辞典)
2020-04-26
2020-04-19
「ありのすさび」の意味
ありのすさび
ある(生きている)という状態にまかせていること。あるにまかせてすること。生きているのに慣れて、なんとも思わないこと。いいかげんに過ごすこと。
「すさび」は、心のおもむくのにまかせること。
後藤宙外の同題の処女作(1895年発表)は、深刻小説の代表作の一つとして知られる。
・後藤 宙外:
ごとう ちゅうがい
(美しい日本語の辞典)
▷ いい加減くらいが丁度いい
【慣】 ありのすさび
(「すさび」は、心のおもむくのにまかせること)
ある(生きている)という状態にまかせていること。あるにまかせてすること。生きているのに慣れて、なんとも思わないこと。いいかげんに過ごすこと。
*古今六帖 (976-987頃) 五
「ある時は ありのすさひに語らはで 恋しきものと 別れてぞ知る」
・古今 和歌 六帖:
こきん わか ろくじょう
(精選版 日本国語大辞典)
ある(生きている)という状態にまかせていること。あるにまかせてすること。生きているのに慣れて、なんとも思わないこと。いいかげんに過ごすこと。
「すさび」は、心のおもむくのにまかせること。
後藤宙外の同題の処女作(1895年発表)は、深刻小説の代表作の一つとして知られる。
・後藤 宙外:
ごとう ちゅうがい
(美しい日本語の辞典)
▷ いい加減くらいが丁度いい
【慣】 ありのすさび
(「すさび」は、心のおもむくのにまかせること)
ある(生きている)という状態にまかせていること。あるにまかせてすること。生きているのに慣れて、なんとも思わないこと。いいかげんに過ごすこと。
*古今六帖 (976-987頃) 五
「ある時は ありのすさひに語らはで 恋しきものと 別れてぞ知る」
・古今 和歌 六帖:
こきん わか ろくじょう
(精選版 日本国語大辞典)
2020-04-12
「蟻の子一匹逃さない」の意味
蟻の子 一匹 逃さない
ありのこ いっぴき のがさない
どんな小さいものも見逃さない、ということ。警戒の厳しいさまや封鎖が厳重であるようすをいう。
類似の慣用句に「蟻のはいでる所もない」があり、「蟻のはいでる所」はほんのわずかな隙間のことで、のがれでるわずかな隙間もないさまをいう。
(美しい日本語の辞典)
▷ 警備ビジネスで読み解く日本
[慣]蟻の這い出る隙(すき)もない
[解]少しの隙間もなく、警固の厳重なことにいう。
(広辞苑)
◆ 蟻の這(は)い出る隙(すき)もない
逃げ出すためのすき間もないほど警戒が厳重なことのたとえ。[注意]「蟻の這い入る隙もない」は誤り。
(明鏡国語辞典)
◆ 蟻のはい出る隙もない
・その会場の警備はアリのはい出るすきもないほどだった。
The hall was very closely [tightly] guarded.
(ウィズダム和英辞典)
ありのこ いっぴき のがさない
どんな小さいものも見逃さない、ということ。警戒の厳しいさまや封鎖が厳重であるようすをいう。
類似の慣用句に「蟻のはいでる所もない」があり、「蟻のはいでる所」はほんのわずかな隙間のことで、のがれでるわずかな隙間もないさまをいう。
(美しい日本語の辞典)
▷ 警備ビジネスで読み解く日本
[慣]蟻の這い出る隙(すき)もない
[解]少しの隙間もなく、警固の厳重なことにいう。
(広辞苑)
◆ 蟻の這(は)い出る隙(すき)もない
逃げ出すためのすき間もないほど警戒が厳重なことのたとえ。[注意]「蟻の這い入る隙もない」は誤り。
(明鏡国語辞典)
◆ 蟻のはい出る隙もない
・その会場の警備はアリのはい出るすきもないほどだった。
The hall was very closely [tightly] guarded.
(ウィズダム和英辞典)
2020-04-05
「有無雲(ありなしぐも)」の意味
有無雲(ありなしぐも)
あるかないかわからないような、かすかな雲。
*夫木和歌抄〔1310 頃〕
「風にちる ありなし雲の 大空に ただよふほどや この世なるらん〈寂蓮〉」
・夫木 和歌抄:
ふぼく わかしょう
(美しい日本語の辞典)
▷ くもとそらのえほん
ありなし-ぐも 【有無雲】
〘名〙 あるかないかわからないような、かすかな雲。
*長承三年中宮亮顕輔歌合(1134)
「うかれ行く ありなし雲も 晴れのきて かかる隈なき 秋の夜の月〈源仲正〉」
・長承:
ちょうしょう
・中宮亮 顕輔 歌合:
ちゅうぐうのすけ あきすけけ うたあわせ
・源 仲政:
みなもとの なかまさ
(精選版 日本国語大辞典)
あるかないかわからないような、かすかな雲。
*夫木和歌抄〔1310 頃〕
「風にちる ありなし雲の 大空に ただよふほどや この世なるらん〈寂蓮〉」
・夫木 和歌抄:
ふぼく わかしょう
(美しい日本語の辞典)
▷ くもとそらのえほん
ありなし-ぐも 【有無雲】
〘名〙 あるかないかわからないような、かすかな雲。
*長承三年中宮亮顕輔歌合(1134)
「うかれ行く ありなし雲も 晴れのきて かかる隈なき 秋の夜の月〈源仲正〉」
・長承:
ちょうしょう
・中宮亮 顕輔 歌合:
ちゅうぐうのすけ あきすけけ うたあわせ
・源 仲政:
みなもとの なかまさ
(精選版 日本国語大辞典)
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