初夏の青葉を吹き渡る風。《季・夏》
「青嵐(せいらん)」
新緑の頃、青葉の上を吹きわたる風。薫風。青嵐(あおあらし)。
平家物語[13C前]三・有王(ありおう)
「白雲跡を埋んで、ゆき来の道も定かならず。青嵐夢を破って、その面影も見えざりけり」
(美しい日本語の辞典)
▷ 新選組 幕末の青嵐
「晴嵐(せいらん)」を訓読した語。
青葉の茂るころに吹くやや強い風。
「青嵐(せいらん)」
1. (「嵐」は山気の意)青々とした山気(やまけ)。
平家物語(3)「青嵐夢破つて、その面影も見えざりけり」
2. 青葉を吹き渡る風。薫風(くんぷう)。
(広辞苑)
a breeze blowing through green leaves; a fresh early-summer breeze
(プログレッシブ和英中辞典)
あおあらし【青嵐】
a slightly fresh wind blowing through verdure in early summer
▶ fresh は wind を形容すると「強い」の意味になる。
(新和英大辞典)