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2018-11-28

「嵐(あらし)」の意味

特に、雨を伴う、はげしい風。暴風雨。

*当世書生気質〔1885〜1886〕〈坪内逍遙〉一〇
「マアいいさ、所が其晩は 風雨(あらし) でネ」

1. 荒く吹く風。古くは、静かに吹く風に対し、荒い風、はげしく吹く風をいい、特に、山嵐や山おろしのことが多い。のち、暴風、烈風、もしくは颶風(ぐふう)などを含んで、広く強風の意に用いる。なお、和歌では「有らじ」と掛け詞にして用いることがある。

*古今和歌集〔905〜914〕秋下・二四九
「吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山嵐を あらしといふらむ〈文屋康秀〉」

2. 特に、雨を伴う、はげしい風。暴風雨。

(美しい日本語の辞典)



石原裕次郎シアターDVDコレクション1号「嵐を呼ぶ男」





あらし【嵐】

〔激しい風〕
a stormy wind;
a storm wind;

〔暴風雨〕
a storm;
a tempest;

《文》
the fury of the elements.

が起こった。
a storm 「arose [blew up].

・その判決に対して抗議のが起こった。
A storm of protest erupted over the verdict.

がやってきたぞ。
The storm's here!

が迫ってきた。
A storm 「bore down [closed in] on us.

・きのう一日が吹き荒れた。
A storm 「blew [raged] all day yesterday.

がおさまった。
The storm calmed down.
The storm has 「abated [died down].
The storm 「is [has blown] over.

がやむまでじっと耐える。
(sit tight and) ride out a storm

が過ぎるのを待つ。
wait for a storm to pass

(新和英大辞典)



「嵐雨(あらしあめ)」の意味

はげしい風とともに降る雨。暴風雨。

*川のほとり〔1925〕〈古泉千樫〉朝
あらしあめ 晴れてすがしき この朝や 青栗の香のあまき 匂ひす」

・古泉 千樫:
こいずみ ちかし

(美しい日本語の辞典)

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