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2020-07-12

「安堵(あんど)」の意味

安堵(あんど)

心の落ち着くこと。安心すること。

また、中世、幕府や戦国大名が御家人・家臣の所領の領有を承認すること。特に、親から受けついだ所領の承認を本領安堵という。

「堵」は垣の意で、本来、垣の内に安じて居ること、土地に安心して住むことをいった。

(美しい日本語の辞典)



あん-ど 【安堵】

(堵(かき)の中に安んずるの意)

① 居所に安住すること。

古今著聞集(12)
「それより八幡にも 安堵 せずなりて」

・古今 著聞集:
ここん ちょもんじゅう

古今著聞集 ほか



② 安心すること。

保元物語(金刀比羅本)
「心少し 安堵 して、さりげなくもてなし」

「ほっと 安堵 する」

・保元 物語:
ほうげん ものがたり

・金刀比羅:
ことひら

流布本 保元物語 平治物語



③ 鎌倉〜江戸時代、幕府・領主などが支配下の武家・社寺の所領の知行(ちぎょう)を保証し、承認すること。旧知行地をそのまま賜ること。

太平記(11)
「所領の一所をも 安堵 せばやと思ひければ」

「本領を 安堵 する」

大河ドラマ 太平記 完全版 第壱集



(広辞苑)



あんど 【安堵】

relief [しばしば a 〜]

・彼女はほっと安堵のため息をついた。
She gave [breathed] a sigh of relief.

・彼の顔に安堵の色が浮かんでいた。
There were signs of relief on his face.

・彼の無事を聞いて安堵した
We were relievedto hear [at the news] that he was safe.

(ジーニアス和英辞典)



あんど 【安堵】

[名] (a) relief
・安堵の胸をなでおろす
breathe [give] a sight of relief

-安堵する
[動]
・その知らせを聞いて安堵する
be [feel] relieved at the news (→安心する)

(ウィズダム和英辞典)

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