神仏の霊験(れいげん)や薬のききめなどが著しく現れるさま。
*真景累ヶ淵 〔1869頃〕 〈三遊亭円朝〉 八六
「尤も 有験(あらたか) な観音様だと聞いてをりますから」
・真景 累ヶ淵:
しんけい かさねがふち
*うもれ木 〔1892〕 〈樋口一葉〉 二
「霊験 あらたか なりと人もいふ、白金の清正公(せいしょうこう)に日参の」
(美しい日本語の辞典)
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あらた-か
〘形動〙
(「あらた(新)」から)
神仏の霊験や薬のききめなどが著しく現れるさま。あらた。いやちこ。
*説経節・をくり(御物絵巻)(17C中)一
「おしへけむちく あらたか に、なな月のわつらひ、ここの月のくるしみ、あたると月と申には、御さんのひもを、おときある」
・説経節:
せっきょうぶし
(精選版 日本国語大辞典)
あらたか 【灼】
(神仏の霊験や薬の効き目が)いちじるしいこと。あらた。
「霊験 あらたか なお社(やしろ)」
(広辞苑)
れいげん 【霊験】
・この観音様は縁結びに 霊験 があると信じられている。
This Kannon is believed to have the miraculous power to bring a couple together.
・霊験あらたかな 神
a god with miraculous virtues
・この観音様は眼病 に霊験あらたか とされている。
It is said that this Kannon has the ability to cure eye diseases.
(ジーニアス和英大辞典)
霊験あらたか
● 霊験あらたか である
be responsive to one's prayers;
work [do] wonders.
● 霊験あらたかな 水
wonder-working water.
(ウィズダム和英辞典)